滋賀県守山市の歯医者、おおた歯科こども歯科の院長太田貴司です。 昨日で、今年のおおた歯科こども歯科の診療も無事終えることができました。 今年は、診療台を1台増やし、スタッフも増え、実習生の受け入れをしたりで、チャレンジの年でした。 私の想いに付いてきてくれたスタッフには、感謝です。 歯科医院の院長は、「これやりたい」「あれもやりたい」と新しいものが好きな人がいます。 かく言う私もそうです。 大変なのは、それに振り回されるスタッフですね。 今年は、できるだけ「やりたい」ことを厳選し、実践してきました。 スタッフは、見事についてきてくれました。 本当にありがたいことですし、今のスタッフは最高です。 私は、次の年の目標を前年の10月には立てます。 その方が達成しやすいですし、年が変わって「さぁ今年の目標を立てよう」だとあっという間に2月・3月になってしまうからです。 そうすると、未達成になってしまう項目も出てきてしまいます。 今年の目標は、「スタッフに頑張ってもらう年」でした。 カウンセリングを見直し、システムを見直し、予防を見直し、で私よりもスタッフが頑張ってくれました。 来年は「僕の年」です。 治療の勉強会にどんどん参加して、さらに精度を高めていきたいです。 それと同時に、継続してスタッフにも勉強して …続きを読む
2018年12月29日
滋賀県守山市の歯医者、おおた歯科こども歯科の院長太田貴司です。 「治療を早くしてほしい」 「短い期間で、どんどん進めて欲しい」 という要望を頂きます。 また、初診カウンセリングで「前の医院は、予約が1ヶ月後になってしまうのが嫌だった」「全然予約が取れなかった」と仰る方もいらっしゃいます。 申し訳ない部分もあるのですが、当院も治療の予約が約3週間後になっているのが現状です。 もう少し切り詰めて予約を取れば、1~2週間後になるはずです。 ではなぜ切り詰めないのか? それは、私やおおた歯科こども歯科の考えに基づいて予約を取らせて頂いているからです。 ①できるだけお待たせしたくない。 ②ちゃんと治療をしたい。 ③ちゃんと説明したい。 この3つの考えを、全て達成したいのです。 そうなると、どうしても次の予約が先になってしまうのが現状です。 ①「前の歯科医院では、毎回40分待たされる」 →当院の待ち時間は、10分あるかないかです。 私の理想は、「待ち時間0分」です。 が、どうしてもお待たせしてしまう時があります。 それは、私が逆の立場だったら「ちゃんと予約して、ちゃんと時間通りに来ているのに、なぜ待たないといけないの?」となってしまうからです。 それは初診カウンセリングでもよく聞きます。 当院は待ち時間が少ないため、「次の予約は先になるけど、待ち時間が …続きを読む
2018年12月22日
滋賀県守山市の歯医者、おおた歯科こども歯科の院長、太田貴司です。 根尖(こんせん;歯の根の先)に膿が溜まることがあります。 根尖病変(こんせんびょうへん)と言います。 多くは、神経を取った歯に起きます。 神経を取ると、詰め物の間、被せ物の間に隙間ができます。 その隙間の間にばい菌が侵入してしまうのです。 ばい菌の入り口は歯の頭からです。 どんどん奥に入り、根に到達します。 さらに、根の先を飛び出すと根尖病変です。 以前は、根尖病巣(こんせんびょうそう)と言われていました。 しかし、病巣はあくまでも歯の中です。 病巣の結果、根尖に病変ができてしまったというのが由来です。 ここで言う病変というのは、膿のことですね。 さて、この根尖病変の見つけ方です。 残念ながら、100%見つけることはできません。 根の先なので、目視では見つけられません。 レントゲンで発見できるのですが、レントゲンに写らないこともあります。 相手はばい菌だからです。 ばい菌は目に見えません。 根尖病変は、ばい菌が入った“結果”です。 ばい菌が入った時期→根尖病変としてレントゲンに写る時期 この間は、レントゲンに写りません。 そのため、定期的にレントゲンを撮っていても分からないことがあります。 根尖病変が症状と …続きを読む
2018年12月19日
滋賀県守山市の歯医者、おおた歯科こども歯科の院長、太田貴司です。 “プラークコントロールをしましょう” テレビで聞いたことがあるかもしれません。 プラークをコントロール、つまりプラークを増やさないようにしましょう、ということです。 さて、プラークとは何でしょうか? プラークをコントロールすると、何が良いのでしょうか?何が悪いのでしょうか? プラークとは、歯に付く細菌の塊です。 俗に言う、ただの「食べかす」とは違います。 もっと厄介なものです。 プラークは、臭いの元で、黄色っぽく、ネバネバ・ヌルヌルしています。 三角コーナーのネバネバ、浴槽の下のネバネバ。 あれもプラークです。 ただの水洗いでは落とせませんよね? 三角コーナーや浴槽の下のネバネバと同様、歯のプラークも丁寧な歯磨きを継続しないと、あっという間に溜まってしまいます。 溜まってしまった部分から、むし歯や歯周病になってしまします。 口臭の原因にもなります。 プラーク0.001gの中には、1億以上の細菌が棲みついています。 小さなスプーン1杯の砂糖が約1g。 その1000分の1の量に、日本の人口と同じくらいの細菌が棲みついているイメージです。 実は、この細菌、外から来たものではありません。 もともとお口 …続きを読む
2018年12月15日
滋賀県守山市の歯医者、おおた歯科こども歯科の院長太田貴司です。 顎関節という言葉を聞いたことはありますか? 「がくかんせつ」と読み、いわゆる顎(あご)のことを指します。 顎(あご)は上顎と下顎に分かれています。 上顎は頭蓋骨に固定されているため、動くことはありません。 下顎は筋肉と顎関節によって動かすことができます。 したがって私たちが食事をする際、動かしているのは下顎のみということになります。 私たちの顎の仕組みは、手足の関節と同じような仕組みをしています。 上顎と下顎が接している部分は凸凹しており、間に関節円板(かんせつえんばん)があります。 関節円板は薄い軟骨でできており、まるでディスクの様な形をしています。 ドアで言う「蝶番」の役割を果たしており、骨同士がこすれ合って擦り減らないようもしています。 手を添えて実際に顎を動かしてみることでその動きを感じることができます。 私たちの顎と、犬や猫の顎は一見同じもののように思えます。 しかし実は、私たちの顎関節と彼らの顎関節の動きは、その可動域にかなり違う動きをします。 犬や猫は「咬む」という動作しか行うことができません。 「咬む」ことは、“上下”の運動だけで済みます。 しかし、私たちは上下・前後・左右・斜めなど、様々な方向で顎関節を動かすことができます。 これが、人間と犬・猫の顎関節の違いです。 複雑に動く …続きを読む
2018年12月12日
滋賀県守山市の歯医者、おおた歯科こども歯科の院長太田貴司です。 私が学生の時もそうでしたが、実習には「症例見学」「症例報告」「症例学習」があります。 例えば、 ・「このむし歯の治療を、3人見学しなければならない」 ・「銀歯を作るための型を、5人採らなければいけない」 ・「歯石の除去を、2人しなければならない」 ・「レポートを毎日提出しなければならない」 ・「実習先の院長から評価表を書いてもらわなければいけない。」 などです。 私も学生時代は、必死でした。 「~しなければならない」が多いからです。 学校のカリキュラムに従って学び、学校の先生にチェックされるからです。 「~しなければならない」が多いですが、そのおかげで社会人になっても、一通りは「これ知っている」に繋がります。 この度、ご縁があって当院に来て下さった実習生は、素晴らしい方ばかりでした。 全員真面目に取り組んでくれ、勉強熱心で頑張ってくれました。 力を付けてくれた彼女たちは、当院の大きな力になってくれました。 そして、社会人となって10年以上経過している私たちに初心を思い出してくれました。 「謙虚に学び続ける」ということです。 前回もお伝えしましたが、おおた歯科こども歯科が実習先になって良いことばかりでした。 この学び続ける心を忘れずに、これからも歯科医療をしていきます。 &nbs …続きを読む
2018年12月8日
滋賀県守山市の歯医者、おおた歯科こども歯科の院長太田貴司です。 先日まで、歯科衛生士の実習生の受け入れをしておりまして、無事に全ての過程を終了しました。 衛生士学校は、「滋賀県立総合保健専門学校」です。 住所は、守山市守山なので、ご近所様です。 「実習生の受け入れ」となると、「ただ学生さんに来てもらい見学してもらう」というイメージがあるのですが、実際にはそうではありません。 実習生の受け入れは、おおた歯科こども歯科としては今年が初めてだったのですが、身をもってそれを実感しました。 一人前の衛生士になるために、しっかりカリキュラムを組み、誰がどのタイミングでどう教えるのか。 1クールが3週間なのですが、少なくとも前半には一通り教えて、おおた歯科こども歯科のことも知ってもらわなければいけないのです。 しかもそれを、診療時間内で行うのです。患者様が帰られた後ではありません。 日によっては、予約を制限しました。(ご迷惑をおかけしました) 日々の診療に新たにやることが増えたのですが、素直な感想は、「受け入れて良かった」です。 まず、スタッフ全員の団結力が上がりました。 指導するのは、主にスタッフです。院長の私は、治療があります。 1mm以下の世界を見ているので、朝から晩まで付きっ切りで教えることはできません。 スタッフが受け入れ当日のず …続きを読む
2018年12月5日
滋賀県守山市の歯医者、おおた歯科こども歯科の院長太田貴司です。 今回は、院内で行っているミーティングについてお話をします。 当院は、月に1回ミーティングをしています。もう2年続いています。 月に一回、午前の最後90分の予約を閉じさせていただいております。 (ご迷惑をおかけします。このお時間は、留守番電話にさせて頂いており、メッセージを残して頂ければ、お返事いたします。) 私の考えるミーティング ・ミーティングまでに解決すべき議題を伝え、考えてきてもらう。 それを個々に発表してもらい、決める。 この「決める」が重要です。 ・決定事項を伝える場所。共有する場所。 ・院長、副院長、スタッフが研修で学んだことを伝える場所。 です。 反対に、「違うなぁ」と考えるミーティング ・過去の話題が長い 過去は過去です。 ミーティングは、新しいことを決めていく場です。 ・あるお題を出し、みんなで考える場所 「う~ん、これはこのミーティングでは決まらないので、次回のミーティングに」では時間がもったいないです。 この「う~ん」と考えるのはミーティングではありません。 ・お互いが意見を言うだけ言って、何も決まらない。 悩んで終わり。 ・全員が揃わない日はしないミーティング パートさんが休みだったり、正社員でも体調不良で休みを取らざるを得なくてもミーティングはします。 …続きを読む
2018年12月1日