守山市の歯科医院(歯医者)おおた歯科こども歯科
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おおた歯科こども歯科

〒524-0044
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TEL:077-596-5630

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歯ぐきの腫れの原因は1つだけではありません 【守山市 歯医者】

滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長、歯科医師の太田貴司です。

当院では、予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れております。
今回は、「歯ぐきの腫れの原因」についてお話しします。

歯ぐきが腫れると、痛みや違和感が気になることがありますが、放置するとさらに悪化する可能性もあります。

「歯ぐきが腫れても歯肉炎だからいつか治まるだろう」ではいつまで経っても治まらないかもしれません。

そして、そもそも原因は歯肉ではないかもしれません。

このことは私太田貴司が診療していても鑑別が難しいことがあります?

「この歯ぐきの腫れの原因は、歯ぐき?歯?それとも口内炎やヘルペス?はたまた腫瘍系?」と悩むことがあります。

この記事で、歯ぐきが腫れる主な原因を説明します。そしてぜひ歯科医院で診てもらいましょう。

目次

1.歯ぐきが腫れるとは?
2.歯ぐきが腫れる主な原因
 歯周病
 歯肉炎
 歯の根の感染(根尖病巣)
 親知らずの炎症
 外傷や刺激

 軟組織

3.歯ぐきの腫れを放置するリスク
4.歯ぐきが腫れたときの対処法
5.予防のためにできること
6.まとめ

1. 歯ぐきが腫れるとは?

 歯ぐきの腫れとは、歯を支える歯ぐき(歯肉)が炎症を起こし、通常よりも膨らんだり、赤みを帯びたりする状態を指します。腫れには痛みを伴う場合もあれば、痛みがなく腫れているだけの場合もあります。どちらの場合でも、原因を突き止めて適切な処置を行うことが大切です。
2. 歯ぐきが腫れる主な原因

 歯周病:歯周病は、歯を支える組織が細菌に感染して炎症を起こす病気です。初期段階では歯肉炎(しにくえん)として歯ぐきが赤く腫れることが特徴です。進行すると歯周ポケットが深くなり、膿がたまることもあります。
 歯肉炎:歯肉炎は、歯周病の初期段階で、歯ぐきが腫れたり出血しやすくなったりします。主な原因は歯垢(プラーク)が歯と歯ぐきの境目にたまることです。適切な歯磨きと歯科でのクリーニングで改善することができます。
 歯の根の感染(根尖病巣):歯の根の先に細菌が感染し、歯ぐきに腫れを引き起こす場合があります。この状態は根尖病巣(こんせんびょうそう)と呼ばれ、むし歯が進行して歯の神経が死んでしまったときに起こりやすいです。
 親知らずの炎症:親知らずが正常に生えていない場合、歯ぐきが腫れることがあります。特に親知らずが部分的にしか出ていない場合、その周囲に細菌がたまりやすく、炎症を引き起こします。
 外傷や刺激:硬いものを噛んだり、歯磨きで歯ぐきを傷つけたりすると、一時的に腫れることがあります。また、不適合な被せ物や入れ歯が歯ぐきを刺激する場合も腫れの原因になります。

 軟組織:口内炎、ヘルペス、腫瘍が主なものとしてあります。体力が落ちた時、栄養が取れていないときで、歯ぐき・歯に問題がないときは口内炎、ヘルペスを疑います。  何週間、何か月、何年も小さくならない・大きくなる・どんどん痛くなる・どんどん歯ぐきが荒れてくるなどがあれば、腫瘍を疑います。

 

3. 歯ぐきの腫れを放置するリスク

 歯ぐきの腫れを放置すると、以下のようなリスクが高まります:
 ・症状の悪化:歯周病や感染が進行し、歯を失う原因になることがあります。
 ・全身への影響:歯周病菌が血流を通じて全身に影響を与える可能性があります。
 ・痛みの増加:軽い違和感が強い痛みに変わることがあります。

 ・腫瘍が大きくなります:よほど滅多にありませんが命に関わることもあります。

 ぜひ早めに歯科医院を受診し、診断と治療をしてもらいましょう。

4. 歯ぐきが腫れたときの対処法

 歯ぐきが腫れた場合、まずは以下の対処法を試してください。
 歯磨きと口内ケア:歯磨きを丁寧に行い、食べ物の残りや歯垢を取り除きます。ただし、痛みがある部分は無理に磨かないようにしましょう。
 早めに歯科医院を受診:症状が改善しない場合は、早めに歯科医院で診察を受けてください。当院では、患者さま一人ひとりの状態に合わせた治療を行っています。

5. 予防のためにできること

 ・歯ぐきの腫れを予防するためには、日々のケアと定期検診が重要です。
 ・正しい歯磨き:歯と歯ぐきの境目を丁寧に磨き、歯垢をしっかり取り除きましょう。
 ・フロスや歯間ブラシの活用:歯ブラシでは届かない歯間の汚れを除去することが効果的です。
 ・定期的な歯科検診:歯科医院でのプロフェッショナルケアや早期発見により、歯ぐきのトラブルを未然に防ぎます。
 ・バランスの良い食事:栄養バランスを考えた食事を摂り、歯や歯ぐきを健康に保ちましょう。

 ご自身では予防できない腫れもあります。歯科医院で診てもらいましょう。

6. まとめ

 歯ぐきの腫れはさまざまな原因で起こりますが、早期に適切な対処を行うことで改善が見込めます。ぜひ歯科医院で診てもらいましょう。


おおた歯科こども歯科 院長 太田貴司
https://ohta-dent.com/staff.html#intyo

2025年8月4日

 

 

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