滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療や、矯正治療に力を入れています。 睡眠時無呼吸という名前を聞いたことがありますか? 睡眠時無呼吸とは、睡眠中に無呼吸(10秒以上)を繰り返してしまう症状の総称です。 結果、昼間に眠くなってしまいます。 重度になると、日中の眠気が強く、日常生活も眠くて困難になります。 ①いびきが大きい ②昼間、とても眠たい ③睡眠中、多動がある(よく動く) ④夜間、お手洗いに何度も行く ⑤起床時、頭が痛い ⑥性格が変わってしまう ⑦眠れない ⑧夜間、息切れがある・喉がつまる ⑨夜間の咳が多い ⑩寝汗が多い ⑪逆流性食道炎の症状 ⑫性機能が低下する 無呼吸になってしまうということは、酸素がリズムよく規則的に送られていない、ということです。 何年も続くと、別の病気になることがあります。 ・生活習慣病(高血圧症やメタボリックシンドローム) ・不整脈 ・狭心症・心筋梗塞 それぞれ、生活に支障をきたしたり、命にかかわる病気です。 【睡眠時無呼吸の原因】 多岐にわたります。 ・鼻の病気 ・骨格の異常 ・睡眠障害 ・脳波の異常 【睡眠時無呼吸の治療】 耳鼻科領域では、CPAP(シーパップ)があります。 が、歯科領域からも治療が可能です。 睡眠時無呼吸症候群専用のマウスピースを作製します。 CP …続きを読む
2017年11月29日
ウォーキングブリーチという治療です。 神経が取ってあり、なおかつ被せていない歯に行うホワイトニングです。 通常、神経を取ると被せます。 ただ、歯がたくさん残っていれば被せずに裏から詰めるだけで済ませられます。 被せてはいないのですが、神経を取ったことで、数年経つと色が変わってきてしまいます。 そのような歯に対するホワイトニングです。 神経がなく、被せていない歯は少ないので、日常で拝見することは少ないです。 ウォーキング=歩いている ブリーチ=漂白 通常のホワイトニングは、寝たままや横になった状態でホワイトニングをします。 ウォーキングブリーチは、歯科医院でお薬の交換をすれば、(立ったままでも)いつの間にか漂白できるため、このように名付けられています。 ウォーキングブリーチは通常、お薬の交換を数回すれば色がきれいになります。 以前の根の治療が古い場合は、根の治療から必要です。 ウォーキングブリーチは、歯の裏からの治療ですので、治療中は見た目を損なうことはありません。 治療時間は20分ほどで終わり、納得のいくまで可能です。 お薬に刺激があるため、ウォーキングブリーチ中に歯が痛いようですと、根にお薬が漏れている可能性があります。 表面から漏れている場合は、歯ぐきがヒリヒリすることもあります。 いずれにしても、痛い・ヒリヒリする場合は、歯科医師に相談した方が良いでしょう。 神経がある隣の歯 …続きを読む
2017年11月22日
ガムブリーチという治療です。 ガム=歯ぐき ブリーチ=漂白 です。 黒くなった歯ぐきを健康なピンク色に戻すことです。 【歯ぐきの変色の原因】 喫煙や紫外線が原因です。 金属の差し歯が入っても変色しますが、ガムブリーチでは変わりません。 【ガムブリーチの流れ】 ①歯ぐきに表面麻酔をします ガムブリーチのお薬が少しヒリヒリするからです。 表面麻酔をしないこともあります。 ②お薬を塗ります 10分もかからず終わります。 1日目は上、2日目は下。のパターンです。 【黒い部分は?】 1週間もあれば、剥がれていきます。 かさぶたが剥がれるイメージです。 早い方で、次の日から剥がれていきます。 【ガムブリーチが適する方】 ・歯はキレイだけど、歯ぐきが黒ずんでいる ・ホワイトニングをして、歯は白くなったけど、歯ぐきが黒い ・人と接することが多い職業だけど、歯ぐきが黒いから気になる。 ・面接や結婚を控えているけど、歯ぐきの色が気になる。 (お薬を使うので、直前は控えたほうが良いでしょう) 【ガムブリーチができない方】 ・歯周病で歯ぐきに炎症がある 歯石のお掃除や、丁寧なブラッシングで歯ぐきが改善してから行います。 ・フェノール、アルコールにアレルギーがある 【どれくらいもつのですか?】 持続期間は数年です。 お薬を使いますので、妊娠中の方はご遠慮頂いております。 喫煙をしているかにもよ …続きを読む
2017年11月15日
ホワイトニングです。 歯の漂白です。 歯を削ることなく、白くできます。 (神経を取ってある歯、被せ物・詰め物など治療がしてある歯は白くなりません。) 神経があり、治療をしていない歯が白くなります。 ホワイトニングをするには、漂白のお薬や医院で光を当てる方法があります。(3タイプ) ①ホームホワイトニング あらかじめ、医院でホワイトニング用のトレーの型を採ります。 そのトレーに、ご自身でホワイトニングのお薬を塗り、はめて頂く。 ご自宅で1日2~3時間ほど、数週間行って頂きます。 “ホーム”の通り、ご自宅だけで行うホワイトニングです。 ②オフィスホワイトニング 歯科医院で行うホワイトニングです。 ホワイトニングのお薬を塗り、漂白の光を当てます。 “オフィス”=会社。 ここで言う歯科医院です。 30ほど、診療台にじっとしたままになるのですが、光を当てます。 ③デュアルホワイトニング ホーム+オフィスを併用したホワイトニングです。 1週間に1度のペースで、歯科医院でホワイトニング。 その間は、ご自宅でホワイトニング。 通常、2週間から1ヵ月ほど行います。 ①から③のどのホワイトニングでも、ご自身でご満足頂けたら終了。 【ホワイトニング中に起こり得ること】 ①ホワイトニング中は、歯がしみることがあります。 「お薬が効いている」という証拠で …続きを読む
2017年11月8日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 どんな高度な治療よりも大切なこととは? それは「滅菌」です。めっきん、と呼びます。 この「滅菌」。 歯科の滅菌が大きくクローズアップされるきっかけがありました。 2014.5/18、読売新聞に大きく報道されたのです。 「歯を削る機器、7割が使いまわし」 「滅菌せず 院内感染懸念」 の見出しです。 新聞ですので、難しい文章が続きますが、簡単に言うと 「歯科医院の約70%は、削る道具を汚いまま、使いまわしをしている」 「使いまわしをすると、他人のばい菌が移る可能性がある」 です。 こわいですよね。歯科医院の70%が使いまわし、は言いすぎなような気がするのですが。。。 治療しに通院するのに、かえって病気になってしまう可能性があるのです。 何のための歯科治療??となりかねません。 そもそも、滅菌とはなんでしょうか? 滅菌=すべての微生物を除去する 対して、よく聞く「消毒」とは? 消毒=菌を減らす です。 減らすだけです。 菌は残っています。 「削る道具を滅菌していない」ということは? 削る道具に、前の患者さんの唾液や血液が残っている、ということです。 前の知らない患者さんの唾液や血液が自分のお口に入る。 想像もしたくありません。 消毒 …続きを読む
2017年11月1日