滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療に力を入れています。 「いろいろやってみたけど、良くならなかったので来ました」 と金属アレルギーをお持ちの方がおおた歯科こども歯科にいらっしゃいます。 現在お口の中に入っている銀歯が金属アレルギーの原因ではないか?ということです。 まずはネックレス・指輪・ピアスが原因ではないか?ということで除去を試みるようです。 しかし良くならない。 できれば銀歯は外したくない。 そりゃあそうですよね。ネックレス・指輪・ピアスと違って、そう簡単に外せるものではないからです。 時間も労力も治療費もかかります。 しかし他の原因は当たったし、最後の手段として歯科にご来院されます。 銀歯が金属アレルギーの原因であれば、除去すれば金属アレルギーは落ち着く方向に向かっていきます。 しかし、それは時間の経過との戦いです。 数ヶ月から数年かかることが前提です。 金属アレルギー成分がお身体に残り続けると、完全に治らないケースもあります。 ですので、100%を望める治療ではありません。 ですので、むやみやたらに銀歯を外していくのは好ましくありません。 前提として「パッチテスト」をしてもらい、金属アレルギーの検査をして頂きます。 パッチテストは …続きを読む
2023年4月15日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療や、矯正治療に力を入れています。 今回は、定期検診(歯周病管理、重症化の予防)の大切さについてお話します。 忙しくて定期的に通うのは大変なので、痛くなってから、違和感が気になってから行っても間に合えばいいのでは? と思う方もいらっしゃるかもしれません。なぜ歯科において定期検診(歯周病管理、重症化の予防)が大切なのでしょうか? 国民皆歯科健診制度の導入とその背景 令和7年を目処に、国民皆歯科健診制度が導入されるのをご存知でしょうか?これは、全ての国民に対して毎年の歯科検診を義務づけるというものです。具体的には、勤務先で行われる健康診断の中に歯科検診も組み込む形が検討されています。 現行の制度では、1歳半と3歳での検診のほか、小学校から高校までの学校歯科検診、各自治体による歯科検診などがありますが、年齢を重ねるほど検診の受診率が低くなっています。これは、残念ながら国民全体で歯科に対する予防の意識が高くないことにより生じていることです。 検診に行っていないからといって、全員がお口の健康が保てているわけではありません。歯周病に罹患している人は、自覚症状がない人も含めると400万人にものぼるといわれています。歯周病はいつの間にか進 …続きを読む
2023年4月1日