滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長、歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 今回は、スポーツをする患者さまにぜひ知っていただきたい「スポーツ用マウスガード」についてお話しします。 スポーツ中の怪我から歯や口腔を守るため、歯科医院で作るオーダーメイドのマウスガードについてお伝えします。 当院でも需要があり、作製の実績があります。 目次 スポーツ用マウスガードとは? 市販品と歯科医院で作るマウスガードの違い マウスガードが必要な理由 歯科医院で作るマウスガードの作成プロセス お手入れ方法と注意点 おおた歯科こども歯科での取り組み 1. スポーツ用マウスガードとは? スポーツ用マウスガードは、お口の中に装着して歯や顎(あご)を衝撃から守るマウスピースです。 特に、接触の多いスポーツ(ラグビー、サッカー、バスケットボールなど)や、転倒のリスクがあるスポーツ(スケートボード、自転車競技など)では、マウスガードの使用が推奨されています。 2. 市販品と歯科医院で作るマウスガードの違い 市販品のマウスガードも手軽に購入できますが、歯科医院で作るオーダーメイドのマウスガードには以下のような違いがあります。 市販品の特徴 サイズが一定で、個々の歯や口腔の形にフィットしにくい 長時間の使用で違和感が出やすい 衝撃を十分に吸収できな …続きを読む
2025年4月28日
歯科治療と医療費控除(いりょうひこうじょ)についてしっかりご説明いたします 滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長、歯科医師の太田貴司です。予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 今回は「歯科治療と医療費控除」について詳しく解説します。 歯科の治療にかかる費用が。医療費控除の対象になることをご存じですか? そもそも医療費控除って何なのでしょうか。 私太田貴司も理解するまで難しかったです。 今回は、医療費控除の基本と、保険診療と自由診療の違い、申請方法についてしっかりとお伝えします。 目次 医療費控除とは? 歯科治療で医療費控除が適用されるケース 保険診療と自由診療の違い 医療費控除の申請方法 医療費控除を上手に活用するポイント 歯科治療を通じて健康を守る大切さ 1. 医療費控除とは? 医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に、所得税の一部が戻ってくる制度です。対象となる医療費には、患者さま自身や生計を共にする家族の医療費が含まれます。 医療費控除の計算方法 医療費控除額は以下の計算式で求められます。 (1年間の医療費 – 保険金などで補填された額) – 10万円(または所得の5%) 例えば、年間の医療費が15万円で保険金などで補填された額が5万円の場合、控除対象額は以下の通りです。 (15万円 – 5万円) – 10万円 …続きを読む
2025年4月21日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長、歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 年々下の歯の歯並びが悪くなるのはなぜ? 「最近、下の歯が以前よりも重なり合ってきた気がする」 そんなお悩みをお持ちの患者さまも多いのではないでしょうか。 おおた歯科こども歯科でも割とある質問です。気にされる方が多いと感じています。 太田貴司自身への勉強としても今回は、下の歯の歯並びが年々悪くなる原因について、お伝えします。 目次 年齢を重ねることによる自然な変化 歯ぎしりや食いしばりの影響 親知らずの影響 歯周病による歯の移動 解決策と予防法 歯科医院でできること 1. 年齢を重ねることによる自然な変化 年齢を重ねると、身体のあらゆる部分に変化が現れるように、歯並びにも影響が出てきます。 特に下の前歯は、年齢とともに少しずつ内側に倒れ込む傾向があります。この現象は「生理的動的平衡(せいりてきどうてきへいこう)」と呼ばれ、歯が咬み合わせの力や顎(あご)のバランスを取るために動くことが原因です。 また、顎の骨は年齢とともに変化します。顎の骨が少しずつ小さくなることで、歯が並ぶスペースが減り、歯が重なり合いやすくなります。 2. 歯ぎしりや食いしばりの影響 歯ぎしりや食いしばりの癖があると、歯に過剰な力がかかるため、歯並びが悪化す …続きを読む
2025年4月14日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 おおた歯科こども歯科では、予防歯科、痛くなる前の治療、歯周病の治療に力を入れています。 今回、「神経がない歯はなぜ悪くなりやすいのか?」というテーマでお話しします。 私太田貴司が1番こだわっていることなので何回も述べてきましたが、神経を取った歯の寿命が短くなることについて、今まで以上に詳しく述べていきます。 目次 神経がない歯とは? 神経がない歯が悪くなりやすい理由 神経がない歯のリスクを軽減する方法 定期検診の重要性 神経がない歯でも健康を保つために 1. 神経がない歯とは? 歯の神経(歯髄:しずい)は、歯の内部にあり、痛みや温度を感じる役割を持っています。 歯の中は、上から見たちくわのように空洞になっています。 その中に神経が入っています。 むし歯が進行して神経にまで達した場合、痛みを抑えたり細菌が進まないように抜髄(抜髄:根管治療)を行います。 この処置をした歯が「神経がない歯」と呼ばれるものです。 神経がない歯は、痛みを感じなくなるため一見問題が解決したように思われますが、実際はその後が心配になります。 2. 神経がない歯が悪くなりやすい理由 神経がない歯は、以下の理由から健康を維持するのが難しくなります。 ① 血液循環がなくなる 神経を取ることで歯への血液の供給が止まってしまいます。 …続きを読む
2025年4月7日