いかに歯と歯の間のむし歯を発見できるか
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 むし歯は、できやすいところ/できにくいところがあります。 歯全体を全て事細かく磨く必要はないと個人的には思っています。 【むし歯ができやすいところ】 ・歯と歯の間 ・咬み合う面 ・歯と歯ぐきの付け根 この3つです。 この3つを重点的に磨くと、むし歯の予防の効果が出るだけではく、歯周病の予防・改善にもなります。 この3つの中で、一番むし歯になりやすく、一番発見が遅れるのが「歯と歯の間」です。 ここのむし歯は、よほど大きくならないと皆さんで発見することはできません。 ご自宅でいくら鏡で見ても、懐中電灯で照らしても見つかりません。 専門家が診察したり、レントゲンで初めて見付かることが多いのです。 「歯が痛いけど、自分で見ても分からない」で来院され、レントゲンを撮影します。 そこで歯と歯の間から神経に到達しているむし歯が見つかるのです。 他の「咬み合う面」「歯と歯ぐきの付け根」は、奥歯でなければご自身で発見することもできるでしょう。 しかし、「歯と歯の間」のむし歯はご自身では見つけられません。 そして、個人的な感想ですが 神経を取るむし歯の多くが「歯と歯の間」からのむし歯です。 …続きを読む
2022年12月1日