滋賀県守山市古高町にある歯医者、 歯周病治療に力を入れている、おおた歯科こども歯科の院長太田貴司です。 今回は、「歯周病は子どもや中学生・高校生でもなるの?」についてお話をします。 答えは、「歯肉炎にはなりますが、歯周炎にはよっぽどならない」です。 歯周病のおさらいをします。 歯周病は、大きく分けて2つに分類されます。 歯肉炎(G)と、歯周炎(P)です。 歯周炎の「P」には、P1・P2・P3と数字の分類があり、数字が大きいほど重度です。 歯肉炎とは、歯肉だけの病気です。 「歯ぐきが腫れた」「歯ぐきが赤い」「歯ぐきから出血する」が症状です。 対して歯周炎とは、上記に加え歯を支える骨の病気が加わります。 「歯ぐきが腫れた」「歯ぐきが赤い」「歯ぐきから出血する」に加え、 骨の病気である「歯が動く」「歯が動揺する」「歯がグラグラする」などです。 最終は、歯が抜けてしまいます。 子どもや中学生・高校生は歯ぐきが腫れたり、歯ぐきからの出血はありますが、歯周炎で歯がグラグラになったり歯が抜けることはありません(永久歯との交換で、乳歯が抜けるのとは別です。また、特殊な遺伝性の歯周炎で子どもでも歯周炎になることもあります。) しかし、歯周病は日本人の8割がかかっていると言われています。 成人になると、歯肉炎から歯周炎になるのです。 …続きを読む
2019年11月20日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、 歯周病治療に力を入れている、おおた歯科こども歯科の院長太田貴司です。 「歯周病の治療期間はどれくらい?何回くらいの通院なの?」についてお話しをします。 答えは、「現在の歯周病の状態によって、人それぞれ」です。 歯周病は、基本的に完治がありません。 継続して行っていくものです。 歯周病が軽度(GやP1)であれば、1~2回で次は数か月後のメインテナンスになるでしょう。 歯周病が中程度以上(P2とP3)ですと、数回かかりますし、次のメインテナンスも早い方で1ヶ月後になるでしょう。 歯が28本あり、27本が健康であっても、1本だけが重度の歯周病というパターンもあり、そのような方も早いメインテナンスになるでしょう。 歯周病とは、生活習慣病の1つとも言われます。 高血圧、糖尿病の範ちゅうに入ります。 高血圧、糖尿病も完治がないかと思います。継続的に内服をしたり、食事療法・運動療法があるでしょう。 歯周病も同じなのです。 毎日歯磨きをして、定期的に歯科医院でスケーリング・SRPを受けて頂いても、歯ぐきの下に歯周病の細菌が入り込みます。 1回完璧にスケーリング・SRPを受ければその後は歯科医院に行かなくても済む、というわけではないのです。 通院回数・通院の間隔・通院期間・治療期間は、歯周病の状態 …続きを読む
2019年11月6日