滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長、歯科医師の太田貴司です。当院では、予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れております。
今回は、「かかりつけの歯科医院を持つことのメリット」についてお話しします。
定期的な歯科受診は、健康な歯を保つために欠かせない習慣です。
太田貴司個人的には「なぜかかりつけの歯科医院をお持ちでないのか?」という気持ちがあります。
「むし歯や歯周病が心配ではないのか?」「急に歯が痛くなったらどうするのですか?」と考えています。
かかりつけの歯科医院を持つことのメリットを書いていきます。
目次
1.かかりつけ歯科医院とは?
2.かかりつけ歯科医院を持つメリット
定期検診で早期発見・早期治療
患者さまの歯の状態を一貫して把握
予防中心の治療で歯を守る
急なトラブルにも迅速に対応
3.適切な歯科医院の選び方
4.かかりつけ歯科医院を持つことの経済的効果
5.まとめ
1. かかりつけ歯科医院とは?
かかりつけ歯科医院とは、患者さまが定期的に通い、歯や口腔の健康を管理してもらう歯科医院のことです。
一時的な治療だけでなく、長期的な健康を支えるパートナーとしての役割を果たします。
例えば、患者さまの歯の履歴を把握し、その人に最適な治療を提供することができます。
2. かかりつけ歯科医院を持つメリット
定期検診で早期発見・早期治療:かかりつけ歯科医院に通うことで、むし歯や歯周病を初期段階で発見し、適切な治療を受けられます。初期のむし歯や歯周病は痛みを感じない場合が多いため、定期検診を受けなければ見過ごしてしまうこともあります。
患者さまの歯の状態を一貫して把握:かかりつけの歯科医院では、患者さまの歯の状態や治療履歴をしっかりと管理します。一貫性のあるケアを受けられるため、治療計画もスムーズに進みます。また、患者さまの生活習慣や体質を理解したうえでのアドバイスが可能になります。「過去と比較ができる」ことが一番のメリットだと思います。
予防中心の治療で歯を守る:歯のトラブルは治療よりも予防と管理が大切です。かかりつけ歯科医院では、患者さまの歯を守るための予防ケアに重点を置いています。例えば、定期的な歯のクリーニングやフッ素塗布を行い、むし歯や歯周病を防ぎます。
急なトラブルにも迅速に対応:歯が痛くなったり詰め物が取れたりした際、かかりつけ歯科医院があると迅速に対応してもらえます。患者さまの既往歴(きおうれき:これまでの病気や治療歴)を把握しているため、適切な治療が受けられるのも安心です。
3. 適切な歯科医院の選び方かかりつけ歯科医院を選ぶ際には、以下のポイントを考慮しましょう
院内の雰囲気:清潔感があり、スタッフが親切な歯科医院を選ぶと通院が快適になります。
治療方針の明確さ:患者さまの話をしっかり聞き、わかりやすい説明をしてくれる歯科医院を選びましょう。
口コミや評判:実際に通っている患者さまの声を参考にするのが良い方法です。ネットの口コミは、誰かも知らない第三者の意見です。その第三者とあなたの価値観が全く違うことも珍しくありません。かかりつけの歯科医院がなく、急ぎであれば大いに参考にして頂いて良いと思います。
※「近さ」は、選ぶ基準にはないかなと個人的には思います。いくら近くてもその歯科医院と価値観が合わないのはよろしくないと思います。ただ、「近さ」も上位には入りますよね。
4. かかりつけ歯科医院を持つことの経済的効果
定期的な検診や予防ケアは、長期的には治療費の節約につながります。大きなトラブルが発生する前に対処することで、高額な治療費を避けることができます。また、早期治療は治療期間の短縮にもつながります。
例えば、初期段階の虫歯治療は簡単で費用も安価ですが、進行すると神経の治療やクラウン(被せ物)が必要になり、費用も大幅に増えることがあります。かかりつけ歯科医院を持つことで、こうしたリスクを最小限に抑えることができます。
5. まとめ
かかりつけの歯科医院を持つことは、患者さまの健康な歯を保つためにとても重要です。定期的なケアにより、トラブルを未然に防ぎ、経済的にも安心です。
「痛くなったときだけ、そのとき空いている歯科医院に行く」という価値観を否定はしません。
ですがそれだと将来的に歯を失う大きな原因になってしまいます。
おおた歯科こども歯科 院長 太田貴司 https://ohta-dent.com/staff.html#intyo
2025年7月28日