歯は臓器の1つ? それともアクセサリー?
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 歯の治療をするに当たり、何よりも一番に「見た目重視」を優先される方がごくごくたまにいらっしゃいます。 何が何でも「白い歯がいい」ということです。 そこまで仰る方ですので、お口の中への意識はとても高いです。歯科医院側も嬉しく思います。 ただその歯に白い物(コンポジットレジン以外;セラミックインレーやセラミッククラウンなど)を入れると、 ・すぐに欠けてしまう ・すぐに割れてしまう ・すぐに外れてしまう ・将来的にむし歯になりやすい 側面もあります。 その歯というのは、親知らずや第二大臼歯(前から数えて7番目の歯)です。 そのような喉に近いような歯にデメリットのほうが多い白い歯(コンポジットレジン以外:セラミックインレーやセラミッククラウンなど)を入れるメリットは少ないのではないか?と考えます。 白い歯を希望される理由として「金属が目立つ」があります。 上の第二大臼歯は、大きくお口を開けて下からじっくり近付いて見ないと見えません。 一番奥の歯に対して、第三者目線の優先して白い歯を入れても、すぐ割れてしまったら当事者のあなたに不具合が出ます。 その歯を「第三者目線のために入れるのか」「自分の臓器だから、自分 …続きを読む
2021年6月2日