滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 むし歯の治療と聞くと、 「歯をたくさん削られるのではないか」 「神経を取らなければいけないのではないか」 「銀歯になるのが嫌だ」 そんな不安をお持ちの患者さまも多いのではないでしょうか。 実は近年、歯科治療は大きく変わってきています。 以前はむし歯をしっかり削り、大きな詰め物や被せ物を入れることが一般的でした。しかし現在では、できるだけ歯を残し、できるだけ神経を守るという考え方が世界的な流れになっています。 その治療の一つにあるものが「ダイレクトボンディング」です。 今回は当院でも力を入れているダイレクトボンディングについて詳しくお話しします。 説明のための目次 ダイレクトボンディングとは なぜ歯を削る量を減らせるのか 神経を守ることの大切さ ダイレクトボンディングとセラミックの違い 光照射が治療の寿命を左右する 実はとても時間のかかる治療 ダイレクトボンディングがおすすめな方 おおた歯科こども歯科が大切にしていること ダイレクトボンディングとは ダイレクトボンディングとは、歯科用レジン(白い樹脂)を直接歯に盛り足しながら形を作る治療です。 「ダイレクト」は直接という意味です。「ボンディング」は接着という意味です。 つまり歯に直接接着させな …続きを読む
2026年6月1日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 今回は「麻酔や抜歯のあとに熱が出ることがあるのか?」について、お伝えします。 太田貴司自身が、患者さまからお問い合わせを頂いたためです。 不安を感じやすい場面だからこそ、できるだけ分かりやすくお伝えします。 目次 麻酔で熱が出ることはあるのか 抜歯のあとに熱が出る理由 心配しなくて良い熱と、注意すべき熱の違い すぐできる対処方法 熱が出にくくなるために、当院が大切にしていること 1. 麻酔で熱が出ることはあるのか 結論からお伝えすると、麻酔そのものが原因で単独で熱が出ることは、ほとんどありません。ほとんどの割合ですが、99%以上という意味です。 歯科で使う麻酔は局所麻酔(きょくしょますい:処置する場所だけに効かせる部分的な麻酔)で、全身に広く作用するものではありません。 ただ、まれに体質によって麻酔の成分と相性が良くない場合もあり、軽い反応が出ることがあります。 とはいえ、ほとんどの患者さまは問題なく受けておられます。 「麻酔をしたから熱が出た」というケースはごくわずかです。 太田貴司は、歯科医師人生20年で経験したことはありません。 2. 抜歯のあとに熱が出る理由 麻酔よりも、抜歯そのものの刺激で熱が出ることがあります。 抜 …続きを読む
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 お子様が小さい頃は、毎日のように仕上げ磨きをされているご家庭も多いと思います。 「嫌がって大変です」 「いつまで仕上げ磨きをしたらいいですか?」 「ちゃんと磨けているか心配です」 このようなご相談をいただきます。 実は、親御さんがお子様のお口を直接守れる期間は思っているよりもずっと短いものです。 お子様が「ママ、仕上げ磨きして!」「パパ、歯ブラシお願い!」と笑顔で歯ブラシを持ってきてくれる時間は、人生の中で本当に限られています。 小学校高学年になると少しずつ自立が始まります。中学生になる頃には親御さんがお口の中を毎日確認することはほとんどなくなります。 太田貴司は、娘の仕上げ磨き担当でした。生まれてからずっと仕上げ磨きをしていました。 しかし、ある日突然、終わりを告げられます。 「今日から、歯磨きは私がする」。それ以降、一度も娘のお口の中を見ていません。言われた当日は喪失感でいっぱいでした。 その日は急に訪れます。だからこそ、親御さんが守ってあげられる今のうちに、一生むし歯や歯肉炎で困りにくいお口の土台を作ってあげることが大切です。 今回は、仕上げ磨きの本当の価値についてお話しします。 目次 仕上げ磨きができる期間は意外と短い お子様のお口 …続きを読む
2026年5月31日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 今回は、当院で大切にしている「歯周内科×ブルーラジカル」についてお伝えします。 歯周病は、気づかないうちに進行してしまう病気です。 「歯ぐきから血が出る」 「口臭が気になる」 「最近、歯が長くなった気がする」 そんな小さな変化が、歯周病のサインであることも少なくありません。 そして歯周病は、ただ歯ぐきが腫れるだけではなく、大切な歯を失う原因になることがあります。 だからこそ当院では、「悪くなってから治す」のではなく、「悪くなる前に守る」ことを大切にしています。 その中で取り入れているのが、歯周内科とブルーラジカルを組み合わせた予防型の歯周病ケアです。 目次 歯周病はなぜ繰り返しやすいのか 歯周内科とは? ブルーラジカルとは? 歯周内科×ブルーラジカルを組み合わせる理由 歯ぐきだけでなく全身にも関わる歯周病 当院が「予防」に力を入れる理由 こんな症状がある方はご相談ください まとめ 歯周病はなぜ繰り返しやすいのか 歯周病は、歯ぐきの病気と思われがちです。 しかし実際には、歯周病菌という細菌による感染症です。 お口の中には多くの細菌がいます。 その中でも、歯周病の原因になる細菌が増えることで、歯ぐきに炎症が起こります。 初期の段 …続きを読む
2026年5月23日
滋賀県守山市古高町にある「おおた歯科こども歯科」院長の太田貴司です。 予防・歯周病治療・「痛くなる前」の治療に力を入れています。 先月のブログと同様、僕自身に対して「甘いものを減らす」戒めとしても、このブログを書きます。 今回は、働かれている方に向けての内容です。 ですが、他の方にも通じる内容ですので、お読みいただければ幸いです。 ■突然ですが、こんな経験ありませんか? ランチの後、会議中に意識が飛びそうになる 午後になると、どうしても集中力が落ちる コーヒーを飲んでも、眠気が消えてくれない 「自分は午後が弱い体質なのかな…」と諦めている 実はこれ、性格でも体質でもなく、 お口のメンテナンスで改善できる可能性が高いと言ったら驚かれますか? 1. 午後の「猛烈な眠気」の正体 —キーワードは血糖値スパイク ビジネスパーソンの多くが悩まされている午後の眠気。 原因の多くは、昨日の子ども向けブログにも書いた 血糖値スパイク(急上昇と急降下) です。 例えば—— 手軽に食べられる 甘いものが含まれたバー状のお菓子 うどん 白ごはん中心の丼もの 菓子パン こうしたランチは、血糖値を一気に上げます。 そしてインスリンが大量に分泌された後、急降下。 この 急降下の瞬間 に脳へのエネルギー供給が途切れ、 眠気 ぼんやり 思考停止 ミスが増える といった症状が現れます。 ではなぜ、それが「歯医者」と関 …続きを読む
2026年5月15日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 今回は「歯科医院でのフッ素塗布を保険診療で受けられるようになった経緯」について、お伝えします。 もう何年も前からなのですが、たまに「フッ素は自費ですか?」と聞かれることがあるので改めて書いていきます。 「保険でのフッ素の塗布」は太田貴司としては、とても嬉しい保険導入であります。 【目次】 フッ素塗布が保険適用されなかった時代 なぜ保険適用の対象になったのか 保険適用の条件と制度の仕組み 厚生労働省の制度改定で広がった範囲 患者さまにとってのメリット 保険適用だからといって油断しないでほしいこと 当院でのフッ素塗布と保険利用についてのご案内 1. フッ素塗布が保険適用されなかった時代 かつて、むし歯予防として行うフッ素塗布は多くが 自費診療(じひしんりょう) に分類されていました。 つまり、保険(健康保険)が使えず、患者さまの100%自己負担で費用を支払う必要がありました。相場として、3000円から5000円でしょうか。 また、「自費」というだけで「怪しい」「よく分からない」と敬遠されることもあります。 そのため「痛くなったら歯医者を受診」「むし歯になったら削る」という考えが主流で、むし歯になる前の予防ケアが普及しづらかったのです。 …続きを読む
2026年5月1日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 今日は、いつもの「歯のお話」とは少し角度を変えて、全身の健康からのお話をしていきます。 昔から言われていることかもしれませんが、 「最近、うちの子がイライラしやすいんです」 「集中力が続かなくて、宿題が進まない」 「性格の問題?それとも反抗期なのかな……」 こんなお話、「あるある」だと思います。実はこの“イライラ”、お子さんの性格ではなく 「血糖値」 が関係しているかもしれません。 目次 子どものイライラは性格の問題ではない 血糖値スパイクとは何か なぜ歯医者が血糖値の話をするのか 今日から始められる「未来を守る3つの習慣」 お子さまと家族の元気を守るために当院ができること 1. 子どものイライラは性格の問題ではない お子さんが突然怒り出したり、気持ちが安定しなかったりすると、 「育て方のせいかも」 「反抗期だから仕方ない」 と、お父様やお母様がご自身を責めてしまうことがあります。 しかし、決して責める必要はありません。 お子さんのイライラや集中力の低下は、心の問題ではなく、 「お口から入る食べ物」→「血糖値」→「脳の働き」 という、とてもシンプルな流れで説明できることがあります。 多くの場合、性格やメンタルではなく 身体の反応 です。 気 …続きを読む
2026年4月15日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 本日は「フッ素塗布は大人にも効果があるのか?」というテーマでお話しします。 現在、おおた歯科こども歯科はむし歯の予防のため、大人の方にも積極的にフッ素を塗布しております。 その際は、太田貴司や他の歯科医師が同意・確認を頂いております。ご安心ください。 【目次】 フッ素塗布は大人にも必要なのか 大人の歯がむし歯になる理由 フッ素塗布が大人にとって“効果大”と言える理由 フッ素塗布をおすすめしたい大人の特徴 歯科医院で行うフッ素塗布の流れ 家でのフッ素ケアとの違い フッ素塗布をより効果的にする方法 当院が大人にもフッ素塗布をすすめる理由 1. フッ素塗布は大人にも必要なのか フッ素と聞くと「子どものむし歯予防ため」というイメージが強いかもしれません。 しかし、実際には永久歯にもメリットがあります。 通常、歯科医院では乳歯や若いお子さまにフッ素の塗布をしております。 なぜ成人移行もフッ素が有効なのか? 大人は生理的、病的関係なく歯ぐきが下がりやすいです。 根の部分が見えやすくなるため、むし歯になりやすくなってしまうのです。 これを「根面う蝕(こんめんうしょく)」と呼び、寿命が延びている我々にとって、歯科界では解決すべき問題になってい …続きを読む
2026年4月1日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 太田貴司もよく質問を受けます。 「子どもが生まれたのですが、いつから歯医者に行けば良いですか?」 「下の歯が4本生えています。もう歯医者に行ってもいいですか?」 なのです。 確かにそれに対する答えは聞いたことがないと思いますし、どこかで明確に発表されているわけではありませんね。 結論は、 “歯が1本でも生えたら” 行くのがおすすめです。 太田貴司はだいたい「歯が1本でも生えていたら、歯医者デビューで良いですよ」とお答えしております。 「そんな早く?」「むし歯も無いのに?」と思われるかもしれませんが、 お子さまが歯科医院に通院する目的は、「治療」ではありません。 目的は、「予防」と「歯科医院に慣れること」だから です。 生後6〜9ヶ月頃に下の前歯が生えてくることが多いです。 その段階でデビューし、その後も歯科医院に定期的に通院されると、むし歯リスクを大きく下げられます。 目次 ■0~1歳で受診するメリット ■3歳前後で起こりやすいトラブルと、歯科でできること ■ おおた歯科こども歯科が初めての小児歯科で行うこと ■ 早く受診しておくことが、そんなに良いの? ■まとめ ■ 0〜1歳で受診するメリット 小児歯科に早めに通うこ …続きを読む
2026年3月1日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長、歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 今回は、より歯を残すためのご提案をしていきます。 何歳になっても歯を良い状態で残し、ご自身の歯でお食事ができるような内容にしました。 【目次】 ◎8020運動の歴史 ◎人生100年時代に向けて ◎まとめ 【内容】 ◎8020運動の歴史 まずは、 8020 運動についてお伝えしていきます 8020運動とは「80歳で20本の歯を残そう」という運動のことです。 発足は1989年( 平成元年)です。 当時の厚生省と日本歯科医師会が共同で スタートさせました。 この頃は予防の意識はあまりなく、80歳でご自身の歯が20本以上残っている人は約7%でした。 1990年代から2000年代前半にかけて、全国が力を上げることになりました。歯科医院・ 学校・ 行政が、 歯磨き指導 の徹底とフッ素を使うようになります。 この運動により、 小児 やお子様のむし歯が減少しました。 2010年代になると、 80歳年 20本以上の歯を持つ人の割合が、 約50%にまで上昇しました。 これは太田貴司的にはすごい成果だと思います。 たった20年ほどで、多くの人が歯をたくさん残し 総入れ歯を防げているのです。総入れ歯ではな …続きを読む
2026年2月1日











