滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 今回は「現在、10代・20代で流行ってきている“ティースジュエリー”について」お伝えしていきます。 太田貴司自身の勉強も兼ねて書いていきます。 (2025.12/14時点で、おおた歯科こども歯科ではティースジュエリーは行っておりません。今後も行う予定はございません。もし開始したらお伝えしていきます。) 個人的には、個人の判断によるおしゃれですので注意点を押さえてもらったらしてもらって良いと考えています。 ティースジュエリーをすることで、自信が出るきっかけになったらすごく良いおしゃれではないでしょうか。 【目次】 1.ティースジュエリーとは何か 2.メリットについて 3.デメリットと注意点 4.歯科医院で確認してほしいこと 5.当院の考えと患者さまへのメッセージ 1.ティースジュエリーとは何か ティースジュエリーとは、歯の表面にキラキラしたストーンやパーツを付けて楽しむおしゃれなデコレーションのことです。 色や形がたくさんあり、さりげなく個性を出したい方に人気が出てきているようです。 歯を削らずに接着する方法が多いため、アクセサリー感覚で楽しむことができます。 どうやら海外では以前から広まっており、日本でも若い世代を中心に選ばれるこ …続きを読む
2025年12月14日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 今回は、「紙タバコと電子タバコ、歯周病にとってどちらがより悪い?」についてお伝えします 「紙タバコを止めることができたので、今は電子タバコを吸っています」というのは、本当にお身体にとって効果的なのでしょうか? 目次 1.歯周病とは? 2.紙タバコが歯周病に与える影響 3.電子タバコが歯周病に与える影響 4.どちらがより歯ぐきに悪いのか? 5.まとめと太田貴司からのアドバイス 1. 歯周病とは? 歯周病とは、歯を支える骨や歯ぐきが炎症を起こし、徐々に壊れていく病気です。 進行すると、歯がグラグラしてきて、最終的には抜けてしまいます。 原因は、歯の表面にたまったプラーク(歯垢:しこう)という細菌のかたまりです。 この細菌が歯ぐきに炎症を引き起こし、進行すると歯を支える骨まで溶かしてしまいます。 歯周病は、初期段階では痛みが少ないため、気づかないうちに進行してしまうのが特徴です。 歯周病、というと皆さま「歯ぐきの病気」とイメージされます。歯ぐきが腫れたり、出血したり、膿が出たり、赤くなったり。 しかし、真の歯周病は「骨の病気」です。歯を支える骨が溶けます。顎の骨が溶けてしまうのです。すると、歯を支えられなくなり歯が抜け …続きを読む
2025年12月7日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 今回は、「血糖のコントロールと歯の喪失(そうしつ:歯を失うこと)本数の関係」についてお話しします。 実は、血糖値と歯の健康は、思った以上に深く関係しています。 全身疾患と歯の健康、という意味では糖尿病が一番深いかかわりがあると考えています。 糖尿病のある患者さまは、将来的に歯を失うリスクが高いと言われています。それは重度であればあるほどです。l 今回のブログは、歯科業界だけではなく、医科も意識が向いているとても大切な記事です。 ご自身やご家族の健康のために、ぜひ最後までお読みください。 目次 1.血糖コントロールとは何か? 2.糖尿病と歯周病の深い関係 3.歯周病が進むと歯を失う理由 4.血糖値と歯の喪失本数の研究結果 5.歯を守るために今日からできること 6.歯科医院での定期的なケアが大切な理由 7.ご家族みなさんで歯を守る習慣を 1. 血糖コントロールとは何か? 血糖コントロールとは、血液の中の糖(とう)=ブドウ糖の量を適切にコントロールすることを指します。 食事、運動、薬などで、血糖値が上がりすぎないようにコントロールすることが大切です。 血糖値が高い状態が続くと、全身の血管や神経に負担がかかります。 短期的に見 …続きを読む
2025年11月30日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 今回は、高脂血症について、そして歯周病と高脂血症の関連についてお伝えします。 高脂血症にフォーカスしたのは理由があります。 それは、私太田貴司が家族性の高脂血症があり、関心があるからです。 定期的に内科に受診をし、内服しています(アトルバスタチン錠5㎎という薬です) 心筋梗塞や狭心症は、怖い病気というイメージがあると思います。 しかし、高脂血症もあまり甘く見てはいけない病気なのです。 【目次】 高脂血症とは? 歯周病とはどんな病気? 高脂血症と歯周病の意外な関係 なぜ高脂血症があると歯周病が治りにくいのか? 歯周病予防のために今できること まとめ 高脂血症とは? 高脂血症(こうしけっしょう)とは、血液中の脂肪(コレステロールや中性脂肪)が多くなっている状態です。放っておくと、動脈硬化(どうみゃくこうか)や心臓病のリスクが高まります。 動脈硬化や心臓病は、急変し命に関わる病気です。 現代では、食生活の変化や運動不足によって、若い人にも見られるようになりました。自覚症状がないため、検診で初めて気づく方も多いです。 歯周病とはどんな病気? 歯周病(ししゅうびょう)は、歯を支える骨や歯ぐきに炎症が起こる病気です。細 …続きを読む
2025年11月23日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 日々の診療の中で、患者さまから「むし歯は多いけど、歯周病は心配ないと言われます。大丈夫ですか?」というご質問を受けることがあります。 また逆に、「歯周病が進んでいるけど、むし歯はほとんどありません。なぜでしょうか?」といったケースもあります。 実は、むし歯になりやすい人は歯周病になりにくく、歯周病になりやすい人はむし歯になりにくいという傾向があります。 太田貴司も日々診療をしていて、真っ二つに分かれていることを実感しています。 (歯周病も重度で、むし歯も重度という方は、とても稀なのです) 答えを先に簡単にお伝えすると「原因となる菌が違うから」です。 今回はその理由について、わかりやすくお話していきます。 目次 1.むし歯とは?歯周病とは? 2.原因となる菌の違い 3.お口の中の性質による違い 4.生活習慣の違い 5.どちらも油断は禁物です 6.家族みんなで予防を大切に 本文 1. むし歯とは?歯周病とは? まずは、それぞれの病気について簡単におさらいします。 むし歯とは 「むし歯菌」の細菌が、糖をエサにして酸を作り、歯を溶かす病気です。 冷たい物がしみる、黒くなる、穴があくなどの症状があります。 歯 …続きを読む
2025年11月17日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 私たちは毎日、当たり前のように食事をしています。 でも実は、「歯の本数」が食べられる物の幅に、どれだけ大きく影響しているかご存じでしょうか? 確かに、歯が28本あるのと、10本だけだと食べられるものに変化がありそうです。 今回のブログは、太田貴司自身も勉強になりました。 今回は、「残っている歯の本数によって、どんなものが食べられるのか?」についてお話します。 目次 歯の本数はなぜ大切? 歯が少なくなるとどうなる? 残っている歯の本数と食べられるもの 歯を失う原因とは? 歯を守るためにできること 歯を大切にすることは、人生を豊かにすること 1. 歯の本数はなぜ大切? 成人の歯は、全部で28本あります(親知らずを除く)。 我々の歯は、ただ「咬む」だけでなく、食べ物を細かくする、飲み込みやすくする、言葉をはっきり話すなど、たくさんの役割を持っています。 1本1本の歯がしっかりと働くことで、私たちは食事を楽しみ健康を保つことができます。 2. 歯が少なくなるとどうなる? 歯を失うと、「咬み合わせ(かみあわせ)」のバランスが崩れます。 すると、咬む力が弱くなったり、食べものをしっかりと咬み切れなくなったりします。 また、消化が悪くなる、発 …続きを読む
2025年11月10日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 6~7歳ごろに、前から数えて6番目に生えてきた永久歯。 「6歳臼歯」と呼ばれます。専門用語では「第一大臼歯」と呼ばれます。 太田貴司個人的に、全ての歯の中で一番大切な歯です。 咬み合わせや咬む力の主力です。 たまに、この第一大臼歯から白いものが取れてくることがあります。 むし歯でも、詰め物をしているわけでもないのに、です。 「これって何?」「歯がいきなりかけた?」と心配になったことはありませんか? おおた歯科こども歯科でも、驚いて駆け込まれる方もいらっしゃいます。 それは「萌出性腐骨(ほうしゅつせいふこつ)」かもしれません。 今回は、萌出性腐骨についてお伝えします。 目次 萌出性腐骨とは 見た目の特徴とよくある誤解 原因と起こりやすい年齢 萌出性腐骨の治療法と対処法 予防するためにできること 保護者の方へのメッセージ 本文 1. 萌出性腐骨とは 萌出性腐骨(ほうしゅつせいふこつ)とは、歯が生える途中に歯ぐきの中で骨の一部が残り、それが自然に出てくる状態のことです。 つまり、正体は「骨」です。 「腐骨(ふこつ)」という名前なので、「骨が腐ってしまったの?」と不安に思う患者さまもいらっしゃいますが、 これは病気というよりも、歯の萌出(ほ …続きを読む
2025年11月3日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 今回は先日、ある患者さまから太田貴司にご相談頂いた「シリコン義歯」についてご紹介します。 義歯、つまり入れ歯です。 シリコン義歯は、太田貴司もこれまで2個ほどしか作ったことがないので経験としては浅いです。 しかし、通常の義歯と同じ作り方です。作製方法が違うだけで、通常の型を採ったりは同じなのです。 シリコン義歯の特徴としては、内面がやわらかいということです。 入れ歯が合わなくて困っている患者さまや「痛い」といったお悩みをお持ちの方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。 目次 シリコン義歯とは? シリコン義歯のメリット シリコン義歯のデメリット・注意点 どんな方におすすめ? まとめ:まずは歯科医院で相談を 1. シリコン義歯とは? シリコン義歯とは、入れ歯の内側にシリコン「(医療用シリコーンゴム)」というやわらかい素材を使った入れ歯のことです。 このシリコン部分が、歯ぐき(歯肉)にフィットし、咬むときの力をやさしく分散してくれます。 従来の入れ歯はプラスチックや金属でできているため、硬く、長時間使っていると痛みが出ることもありました。 口内炎ができることもあります。 しかし、シリコン義歯は柔軟性があり、装着時の違和感や痛みを軽減してくれるのが大 …続きを読む
2025年10月27日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 今回は、患者さまからよくご質問をいただく 「起床直後に歯を磨くのと、朝食後に歯を磨くのと、どっちが良いの?」というテーマについて、わかりやすくご説明します。 ちなみに、私太田貴司は「起床直後に歯を磨く」派です。 もう10年くらい続けているでしょうか。 【目次】 朝の歯みがき、なぜ大切? 起床直後に磨くメリットとは? 朝食後に磨くメリットとは? どちらが良いのか?太田貴司のおすすめ 大切なのは「タイミング」だけではない 歯科医院での定期検診の重要性 1. 朝の歯みがき、なぜ大切? 寝ている間、お口の中は乾燥してしまいます。そのため、細菌が増えやすい環境になります。朝起きたとき、「お口の中がネバネバする」「口臭が気になる」と感じたことはありませんか? これは、寝ている間に細菌が増えている証拠です。だからこそ、朝の歯みがきはとても大切なんです。 2. 起床直後に磨くメリットとは? 起きてすぐに歯を磨くと、一晩で増えた細菌を取り除くことができます。これにより、口臭を防いだり、朝食時に細菌を体内に取りこまないようにすることができます。 また、朝の口臭が気になる方には、起床直後の歯みがきが特におすすめです。口臭の原因の多くは、むし歯や歯周病(しし …続きを読む
2025年10月20日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 今回は、保護者の方からよく聞かれる「シーラントって本当にむし歯の予防に効果があるの?」という疑問について、お伝えします。 とくにお子さまのむし歯予防で悩まれている方に、ぜひ知っていただきたい内容です。 そして、これから永久歯が生えてくるお子様にもぜひ知って頂きたいです。 シーラントは、おおた歯科こども歯科では特に強化している処置です。 【目次】 シーラントってなに? シーラントの効果とは? どれくらい予防効果があるの? シーラントは万能なの? シーラントをおすすめするタイミング まとめ:シーラントと歯科医院の上手なつきあい方 1. シーラントってなに? シーラントとは、奥歯の「溝」にできやすいむし歯を防ぐための予防処置です。 奥歯のかみ合わせの面には、深い溝がたくさんあります。 ここに汚れがたまりやすく、歯ブラシも届きにくいため、むし歯の原因になってしまいます。 その溝をプラスチックの樹脂(歯科用レジン)であらかじめふさいで、汚れが入りこまないようにするのが「シーラント」です。 痛みもなく、削ることもありませんので、小さなお子さまでも安心して受けられます。 2. シーラントの効果とは? シーラントは、奥歯の咬み合わせの面をむし歯から守ってく …続きを読む
2025年10月13日











