銀歯を入れた歯のむし歯の再発
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 今回は「銀歯を入れた歯のむし歯の再発」についてお話します。 銀歯を入れると、どうしてもむし歯が再発しやすくなってしまいます。 むし歯の再発のことを「二次カリエス」と言います。 二次的に発生したむし歯(カリエス)という意味です。 時には、三次カリエス・四次カリエスもあります。 〇なぜ金属の補綴物は二次カリエスになりやすいのか 銀歯は、素材の性質が原因で、歯と補綴物との間にわずかなすきまが生じてしまいます。 さらに経年変化によって、接着剤が剥がれ、銀歯自体も変形してしまいます。 こうしてわずかだったすきまが大きくなり、そこから細菌が入り込んでしまうのです。 金属の下で気付かぬうちにむし歯は進行し、痛みを感じたり、銀歯が取れてしまったりして、進行してしまってから気がつくのがほとんどです。 そのため、当院では5~7年以上経っている銀歯は外して中を確認した方が良いと考えています。 〇銀歯以外の選択肢とは 古い銀歯を外した後は新しい詰め物や被せものをすることになります。 別の選択肢としては、 ・同じ金属でも柔らかく …続きを読む
2024年4月1日