滋賀県守山市古高町にある歯医者、 歯周病治療に力を入れている、おおた歯科こども歯科の院長太田貴司です。 歯周病とお薬の関係性についてお伝えします。 歯科で使う飲むお薬には、大別すると2種類あります。 抗生物質(抗菌薬)と痛み止め(鎮痛剤)です。 抗生物質には、もう多々種類がありますので述べ切ることは致しかねます。 痛み止めに関しては、歯科では「ロキソニン」「カロナール」「ボルタレン」が主流でしょう。 この2種類のお薬は、歯周病に効果があるのでしょうか? このお薬を飲んでいれば、歯周病は治るのでしょうか? まずは、「効果があるのかどうか?」ですが、 歯周病の「急性期」には両方とも効果があります。 急性期とは、歯周病の細菌が大暴れしていて「痛い・腫れている・膿が出ている・出血している」時期のことです。 この時期はぜひ痛み止めをお飲みになって、歯科医院で抗生物質をもらいましょう。 反対に「慢性期」もあります。この時期は、痛みも腫れも何も症状がない時期です。 歯周病はこの慢性期の方が長く多いです。 しかし、この間にも歯周病は静かに確実に進行しています。 ここが歯周病の怖いところです。 次に、「お薬を飲んでいれば、歯周病は治るのか?」です。 答えは、「治りません」です。 歯周病は、お薬で治すものでも治るものでもありません。 …続きを読む
2019年12月25日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、 歯周病治療に力を入れている、おおた歯科こども歯科の院長太田貴司です。 今回は、歯周病と全身の病気の関連についてです。 歯周病と、糖尿病・高血圧・心筋梗塞・動脈硬化・低体重児出産・関節リウマチとの関連は大いにあるようで、一般の方にもぜひ知っておきたい事柄です。 歯周病の細菌が、全身の血管を回りこのような病気につながります。 歯周病は、「歯原性菌血症」とも呼ばれており、もはやお口の中だけの病気だけではありません。 「歯」の病気の細「菌」が「原」因で、「血」菅を通じて全身に回るという意味で、(しげんせいきんけつしょう)と呼ばれています。 さらに、歯周病と全身の病気を色々調べていくと他にもあるようです。 下痢、うつ病、パーキンソン病、感染性心内膜炎、前立腺炎、坐骨神経痛です。 もう何が何だか分からなくなってきていますね。 糖尿病・心臓の病気などのように詳しく解明されていないものもあるようですが、どうやら歯周病の細菌とそれによる炎症は本当に全身の病気に関わっているようです。 長引く病気、いくら内科・外科に通院しても改善しない病気は、歯周病に原因があるかもしれません。 医科に比べると歯科はどうしても軽視されがちです。 歯科は、命に関わる病気を取り扱わないことが多く(口腔がんを除く)、「歯より …続きを読む
2019年12月11日