滋賀県守山市古高町にある歯医者、 歯周病治療に力を入れている、おおた歯科こども歯科の院長太田貴司です。 今回は、「歯周病は治るの?」です。 答えは、「治るものと、治らない/治りにくいもの に分かれます」です。 歯周病は、大きく分けて2つに分類されます。 歯肉炎(G)と歯周炎(P)です。 Pには、P1・P2・P3と数字の分類があり、数字が大きいほど重度です。 歯肉炎とは、歯肉だけの病気です。 「歯ぐきが腫れた」「歯ぐきが赤い」「歯ぐきから出血する」が症状です。 対して、歯周炎とは、上記に加え歯を支える骨の病気です。 「歯ぐきが腫れた」「歯ぐきが赤い」「歯ぐきから出血する」に加えて、 骨の病気である「歯が動く」「歯が動揺する」「歯がグラグラする」などです。最終は、歯が抜けてしまいます。 歯周病は治るの?に戻ります。 歯肉炎(G)は治ります。 歯周炎(P)は治りません/治りにくいです。 つまり、 歯ぐきだけ(G)なら治ります。 歯周炎(P)で溶けてしまった骨は戻りません(お口の中が素晴らしい環境になった、再生治療なら別です) 歯周炎でも、歯ぐきの腫れや出血は治まりやすいです。しかし、骨は戻らない/戻りにくいので、結果「歯周炎は治らない/治りにくい」となります。 では、どうすれば良いのか? ①歯周炎にしない。歯肉炎で治す …続きを読む
2019年10月23日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、 歯周病治療に力を入れている、おおた歯科こども歯科の院長太田貴司です。 今回は、「歯周病の予防・改善に、牛乳は有効か?」 です。 牛乳を飲むと骨が強くなり、骨粗しょう症の予防になります。 それは、歯を支える骨(歯槽骨)にも有効なのか?から来ているのでしょう。 答えは、「有効とある情報もあるし、逆に歯周病を進行させる情報もあります。今のところ、どちらが正解か分かりません」です。 そうなのです。情報によって真逆のことを言っているのです。 そんなことあるの?と思われるかもしれませんが、すいません。 似たり寄ったりなら分かるのですが、真逆なのです。 歯周病ではなく、むし歯の予防に牛乳は有効か? これには答えがでています。 答えは、「有効どころか、逆に牛乳はむし歯の原因になる」です。 これは今のところ正しいようです。 牛乳には砂糖は含まれていません。 ただ、乳糖が含まれています。 糖が入っているので、むし歯の原因になります。 砂糖の入っていないヨーグルトにも乳糖は入っています。 (ちなみに、むし歯のリスクとしては、砂糖→果糖→乳糖です。) 牛乳と歯周病の関連については、いつか答えが出ることを願っています。 牛乳とは離れますが、歯周病と食物についてお伝えをします。 歯を失いやすい …続きを読む
2019年10月9日