滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。
今日は、いつもの「歯のお話」とは少し角度を変えて、全身の健康からのお話をしていきます。

昔から言われていることかもしれませんが、
「最近、うちの子がイライラしやすいんです」
「集中力が続かなくて、宿題が進まない」
「性格の問題?それとも反抗期なのかな……」
こんなお話、「あるある」だと思います。実はこの“イライラ”、お子さんの性格ではなく 「血糖値」 が関係しているかもしれません。
目次
- 子どものイライラは性格の問題ではない
- 血糖値スパイクとは何か
- なぜ歯医者が血糖値の話をするのか
- 今日から始められる「未来を守る3つの習慣」
- お子さまと家族の元気を守るために当院ができること
1. 子どものイライラは性格の問題ではない
お子さんが突然怒り出したり、気持ちが安定しなかったりすると、
「育て方のせいかも」
「反抗期だから仕方ない」
と、お父様やお母様がご自身を責めてしまうことがあります。
しかし、決して責める必要はありません。
お子さんのイライラや集中力の低下は、心の問題ではなく、
「お口から入る食べ物」→「血糖値」→「脳の働き」
という、とてもシンプルな流れで説明できることがあります。
多くの場合、性格やメンタルではなく 身体の反応 です。
気質ではなく、食習慣。
習慣なら、整えることができます。
この視点の転換が、お子さまの毎日の表情を明るくする第一歩になります。
2. 血糖値スパイクとは何か
お子さんが大好きなお菓子やジュース。
これらに含まれる砂糖は、短時間で血糖値を急上昇させます。
その後、体は急いでインスリンを出し、今度は急降下。
この 上がって→急に下がる という流れを
「血糖値スパイク」 と呼びます。
血糖値が急に下がると、脳のエネルギーが不足します。
その結果、
- イライラしやすい
- 集中できない
- ぼーっとする
- 気持ちが安定しない
といった状態が現れます。
つまり——
お子さんのイライラは「困っているサイン」であって、悪い性格ではありません。
ここを知るだけで、お父様やお母様の気持ちが少し軽くなることがあります。
3. なぜ歯医者が血糖値の話をするのか
「歯医者が血糖値?それは医科の話では?」
そう思われるかもしれません。
実は、予防歯科は「食べ方」と深く関係します。
お口は体の入口です。
どんな物を、どんなタイミングで、どんな食べ方で取り入れるか。
それらすべてが、むし歯だけでなく 全身の健康 とつながっています。
太田貴司は、開業して10年、
最初は歯を削っている歯科医師でした。
その後、予防を考えるようになり、悪くなる前の歯科医療を考えるようになりました。
そして今は、それをさらに飛び越えて、全身の健康も考える時期になっているステージに入ってきました。
生活習慣、食べ方の癖、心と身体の変化。
そのすべてが未来の健康につながります。
歯医者が血糖値の話をするのは、
ご家族全員の毎日を守るために必要な視点だからです。
そして、僕は甘いものが大好きです。
その甘いものを少しでも減らせるように、戒めのためにもこのブログを書いています。
4. 今日から始められる「未来を守る3つの習慣」
ここからは、すぐに実践できる具体的な習慣を紹介します。
●「量」より「時間」と「組み合わせ」を意識する
甘い物を完全にゼロにする必要はありません。
むしろゼロにするとストレスが溜まります。
大切なのは
・ダラダラ食べをしない
・時間を決めて楽しむ
・食物繊維などと組み合わせる
という“血糖値が乱れにくい食べ方”です。
食物繊維は、血糖値の上昇をゆるやかにします。
たとえば、おやつの前に野菜スティックやナッツを少量食べるのもおすすめです。
太田貴司は一時期よくナッツを食べていましたが、ここ数ヶ月は食べなくなってしまいました。
これを機にナッツ生活に戻します。
●「賢い代用品」を習慣にする
最近はグミが流行っていますね。
しかし、グミには砂糖が多く含まれます。
すべてを否定するのではなく、
キシリトール入りのガムやタブレット
など、むし歯菌の活動を抑えつつ血糖値も上がりにくい選択肢を
「賢い代用品」として取り入れることができます。
お菓子の種類を変えるだけでも、
お子さんの集中力や気持ちの安定が変わることがあります。
●「家族みんな」を主語にする
これはとても大切です。
血糖値の乱高下は、大人にも起こります。
たとえば、
- お父様の午後の眠気
- お母様の疲れが抜けない状態
- 夕方になるとイライラしやすい感覚
これも血糖値スパイクが関係しているかもしれません。
家族全員で同じ習慣を始めることで、
お子さんの生活も自然と整っていきます。
「子どものために」ではなく、
「家族みんなのために」 が長続きのコツです。
5. お子さまと家族の元気を守るために当院ができること
お子さんのイライラの背景に、食べ方と血糖値が関係していることを知るだけでも、見える景色が大きく変わります。
むし歯予防と同じように、「知ること」がご家族の未来を守ります。
おおた歯科こども歯科 院長 太田貴司
(自己紹介)https://ohta-dent.com/staff.html#intyo
2026年4月15日











