守山市の歯科医院(歯医者)おおた歯科こども歯科
無痛治療・小児歯科・虫歯治療/JR守山駅徒歩18分

初診の流れ
24時間予約受付
電話番号

最近の投稿
カテゴリー一覧
月別アーカイブ

おおた歯科こども歯科

〒524-0044
滋賀県守山市古高町81-5

TEL:077-596-5630

チームメンバー募集
鼻の炎症と、上の歯の痛みについて 【守山市 歯医者】

滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長、歯科医師の太田貴司です。

当院では、予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。

今回は「上顎洞(じょうがくどう:鼻の空洞)と上の歯の痛み」について解説します。

上顎洞の炎症が歯の痛みに関係していることをご存じでしょうか?

実は割と経験します。その仕組みや治療方法を詳しくご紹介します。


【目次】

  1. 上顎洞(じょうがくどう)とは?

  2. 上顎洞と上の歯の関係

  3. 上顎洞炎(副鼻腔炎:ふくびくうえん)による歯の痛み

  4. 上顎洞と歯の痛みの見分け方

  5. 上顎洞や歯の痛みがあるときの対処法

  6. 治療とサポート


1. 上顎洞(じょうがくどう)とは?

上顎洞は、副鼻腔(ふくびくう)と呼ばれる鼻の周りにある空洞の一つで、鼻の横にあります。

この空洞は、鼻腔(びくう)とつながっており、空気の通り道としての役割や、頭部の重さを軽減する役割があります。

上顎洞は上の歯のすぐ上に位置しているため、炎症や感染が発生すると、歯やその周辺に影響を及ぼすことがあります。


2. 上顎洞と上の歯の関係

上顎洞と上の奥歯(特に大臼歯)はとても近い位置にあります。

そのため、上顎洞のトラブルが歯の痛みとして感じられることがあります。

このような痛みは、患者さまが歯の問題と誤解されることが多いです。

また、歯の根が上顎洞に近い場合、歯の治療や抜歯が原因で上顎洞に影響を与えることもあります。

このようなケースでは、専門的な治療が必要です。当院では病院の口腔外科に紹介をしております。


3. 上顎洞炎(副鼻腔炎)による歯の痛み

上顎洞炎(副鼻腔炎)は、上顎洞に炎症が起きる状態を指します。この炎症が原因で、上の歯に鈍い痛みを感じることがあります。特に奥歯が多いです。

主な症状

  • 上の奥歯に感じる痛み

  • 頬や目の周りの圧迫感

  • 鼻づまりや鼻水

  • 発熱や頭痛

  • 太田貴司がよく問診するのは「頭を上下にすると痛いですか?」「ジャンプすると痛みますか?」「階段の昇り降りで痛くなりますか?」というのを聞いています。

上顎洞炎による歯の痛みは、通常の歯の痛みとは異なり、数本の歯に広がることが特徴です。

鼻の症状が伴う場合は、副鼻腔炎が疑われます。


4. 上顎洞と歯の痛みの見分け方

上顎洞のトラブルによる歯の痛みと、歯自体の問題による痛みを見分けることが大切です。

見分けるポイント

  1. 痛みの広がり: 上顎洞炎の場合、複数の歯が痛むことが多いです。

  2. 鼻の症状: 鼻づまりや鼻水がある場合は、副鼻腔炎の可能性があります。

  3. 歯の反応: 歯をたたいたときの痛みや冷たいものに対する反応がない場合、歯そのものの問題ではない可能性があります。鼻が原因の副鼻腔炎です。

このような症状がある場合は、歯科医院と耳鼻科の両方の診察を受けることをおすすめします。


5. 上顎洞や歯の痛みがあるときの対処法

上顎洞や歯に痛みを感じた場合、以下の対処法を参考にしてください。

ご自宅でできること

  • 鼻を温めることで、血流を促進し、痛みを和らげることができます。

  • 十分な水分を摂取して、鼻の粘膜を潤すように心がけましょう。

歯科医院での診察

痛みの原因が歯なのか上顎洞なのかを診断するために、歯科医院でレントゲン撮影を行います。必要に応じて耳鼻科と連携し、適切な治療を行います。

はっきりと歯が原因の副鼻腔炎であれば、病院の口腔外科に紹介をしております。

手術になることもありますので、よくご相談して頂ければと思います。


6. 治療とサポート

 

当院での対応

  • 精密な診断: レントゲンやCTスキャンを活用し、痛みの原因を特定します。

  • 専門医との連携: 必要に応じて耳鼻科医と連携し、患者さまに最適な治療を提供します。


おおた歯科こども歯科 院長 太田貴司
自己紹介はこちら

2025年3月3日

 

 

守山市の歯科医院(歯医者)おおた歯科こども歯科/無痛治療(むし歯治療)・小児歯科・虫歯治療/JR守山駅徒歩18分