滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 むし歯予防の第一選択かもしれないくらいの効果がある「フッ素」。 フッ素の使い方は、洗口液・歯磨き剤・歯科医院での塗布があります。 今回は、歯科医院での塗布にフォーカスを当てます。 歯科医院での塗布に使うフッ素は、濃度が高いです。9000ppmです。 このブログは、「歯科医院の高濃度フッ素(9000ppm)は毎日塗布してもいいのか?メリット・デメリットについて」お伝えします。 目次 1.高濃度フッ素(9000ppm)とは? 2.フッ素塗布の目的と効果 3.高濃度フッ素を毎日塗布してもいいのか? 4.毎日塗布するメリット 5.毎日塗布するデメリット 6.フッ素の正しい活用方法 7.まとめ 1. 高濃度フッ素(9000ppm)とは? フッ素は、「フッ化ナトリウム」としてむし歯予防に有効な成分として広く使われています。 市販の歯磨き粉に含まれるフッ素濃度は、1000ppm~1500ppmです。 歯科医院で使用されるフッ素は、9000ppmと濃度が高いです。 このフッ素は、歯の表面に塗布することでエナメル質(えなめるしつ)を強化し、むし歯の発生を抑える役割を果たします。 2. フッ素塗布の目的と効果 …続きを読む
2025年9月1日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 本日は、むし歯の予防に効果的な「シーラント」についてお伝えします。 今、おおた歯科こども歯科でも積極的に行っています。 目次 シーラントとは? シーラントのメリット シーラントのデメリットや注意点 シーラントはどんな人におすすめ? シーラントの処置方法 シーラント後のケア方法 まとめ 1. シーラントとは? シーラントとは、むし歯になりやすい奥歯の溝をプラスチック樹脂(じゅし)で前もって埋めて、むし歯を予防する処置のことです。 特に、生えたばかりの永久歯(えいきゅうし)は溝が深く、汚れがたまりやすいため、シーラントを施すことでむし歯のリスクを大幅に減らすことができます。 シーラントの特徴: ✅ 痛みを伴わない処置 ✅ 歯を削らずにできるむし歯の予防処置 ✅ 特にお子さまにおすすめ シーラントは主に、乳歯の奥歯、6歳臼歯(きゅうし)と呼ばれる最初の永久歯、12歳臼歯に行うことが多いですが、むし歯になりやすい他の奥歯にも可能です。 溝があれば、そこにシーラントをすることができます。 2. シーラントのメリット シーラントには、以下のようなメリットがあります。 ① むし歯予防に効果的奥歯の溝は歯ブラシが届きにくく、食べかすが溜 …続きを読む
2025年8月25日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長、歯科医師の太田貴司です。当院では、予防、痛くなる前の治療、歯周病の治療に力を入れています。 今回は、厚生労働省から「歯周病を治療する」と初めて謳うことが許された機械「ブルーラジカル」についてご説明をします。 滋賀県でブルーラジカルを導入する歯科医院は、当院で3件目となります。 今後増えてくると思いますが、まだまだ珍しい機械ですので詳細をお伝えしていきます。 目次 ブルーラジカルとは ブルーラジカルの仕組み ブルーラジカルの特徴とメリット ブルーラジカルによる治療の流れ ブルーラジカルを導入している歯科医院の選び方 まとめ 1. ブルーラジカルとは ブルーラジカルは、重度の歯周病(ししゅうびょう)に対する非外科的治療法として開発された、世界初の歯周病治療器です。 (非外科とは、「外科ではない」ということです。つまり、歯ぐきを切ったり塗ったりしない、ということです。) ブルーラジカルは、厚生労働省の医療機器の認定を受けており、「歯周治療・歯周炎・歯周ポケットの殺菌・スケーリング」として公式に認められました。 この装置は、従来の治療法では難しかった深い歯周ポケット内の殺菌を、効果的かつ短時間で行うことが可能です。 お仕事でお忙しい30代~50代の方。 「今は痛くも何ともないから」で歯科医院の通院を遠ざけていませんか? …続きを読む
2025年8月18日