滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長太田貴司です。
予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。
今まで数回投稿したことがあるかもしれません。
「歯医者を選ぶ基準」です。
これについてはなかなか決められないです。
そもそもの「価値観」が全く違うからです。
「親友が“すごく良い歯医者だから行ってみたら?”と言うから行ってみたら全然ダメだった」
「口コミが良いから行ってみたら全然ダメだった」
こんなことは日常茶飯事です。
そもそもの価値観が全く違うからです。たとえ、いくらご家族・親友であったとしても。。。
さらにネットでの口コミなんて、全く当てになりません。
そのネットの口コミをした人のことのことをあなたはご存知ですか?
年齢は?性別は?住所は?趣味は?お顔は?歯の価値観は?生活レベルは?
全く知らない人の口コミをスマホで一生懸命見て歯科医院を選ぶ。
それでは「あなた自身にとって」良い歯医者は見つからないかもしれません。
よく言われる「歯医者を選ぶ基準」は
・優しい
・なるべく削らない
・話を聞いてくれる
・受付の対応が良い
・歯科医師の説明が上手
・予防に熱心
・インプラントが上手
などがあります。
これらはいずれも正しいでしょう。
しかし、歯の病気(むし歯・歯周病)が見えていなかったら。。。
全て台無しです。
・優しい→優しいだけかも
・なるべく削らない→見えていないからむし歯を取り残しているかも
・話を聞いてくれる→治療がいい加減だったら意味がありません
・受付の対応が良い→治療の上手下手には関係がありません
・歯科医師の説明が上手→でも治療がいい加減かもしれません
・予防に熱心→まずは病気を治しましょう
・インプラントが上手→インプラントの前に歯を残すことができたのでは?
前置きが長くなりましたが、私太田貴司が思う「歯医者を選ぶ基準」は「歯・歯周組織を拡大して見ているかどうか」です。
「拡大鏡を使っているかどうか」「マイクロスコープを使っているかどうか」です。
肉眼で治療している先生と、虫眼鏡のように歯を拡大して治療している先生の「見えているもの」は全く違います。
肉眼では「見えているようで見えていない」のです。
肉眼のみで治療をしつつ、「優しい」「治療が丁寧」「カウンセリングをしっかりしている」「滅菌頑張っている」「コロナ対策をしっかりしている」「予防頑張っている」「接遇を頑張っている」
と言われても大前提が抜けているのでは?と思ってしまいます。
これらはきちんと治療ができてから、のお話です。
私の基準「拡大鏡を使っているかどうか」「マイクロスコープを使っているかどうか」も残念ながら、私の価値観なので100%正しいわけではないでしょう。
ここに個人の価値観の難しいところがありますね。
おおた歯科こども歯科 院長 太田貴司
(自己紹介)https://ohta-dent.com/staff.html#intyo
2021年1月6日