滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長太田貴司です。
予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。
我々は昨年2020年に未曾有の出来事に直面しました。
新型コロナウイルス感染による健康被害と経済被害です。
専門家ではありませんのであまりそちらの立場からはお伝えできないのですが、「目に見えないもの」が相手というのはやはり怖いですね。
色んな情報やデマも流れ、何を信じて良いのかわかりません。
私の中では結論付けとして、コロナウイルスより怖いものも見つけました。
それは、報道です。
地球上のありとあらゆる病気の中で、さも一番怖い病気がコロナウイルスであるかのような報道です。
特効薬もワクチンもない。感染すると死亡する確率もある。
脳にまで進行する可能性もある。
GoToを推奨しながら感染者増大を強調する。
どうしたら良いのでしょうか。
ここでコロナウイルスと比較して、インフルエンザはどうでしょう?
インフルエンザは、薬もありますしワクチンもある。
このインフルエンザの感染者を毎日、Yahoo!で県別でカウントしていますでしょうか。
感染者を村八分にするでしょうか?コロナウイルスに感染すると戦犯扱いです。
私にはさっぱり分かりませんが、コロナウイルスより怖いものが見つかった2020年でした。
歯科の話をします。
歯周病には、特効薬・ワクチンがありません。
インフルエンザ・コロナウイルスのように、感染したらいつか治るものではありません。
死には繋がりませんが、一度歯周病菌に感染すると、治りません。ずっと口腔内に居続けます。(歯周内科治療は別です)
歯周病菌も、全身の血管を通り全身の病気に関わります。
脳卒中、糖尿病、低体重児出産、狭心症・心筋梗塞、骨粗しょう症、メタボリックシンドロームなど多岐にわたります。
悪性腫瘍(がん)の原因にもなるとも言われています。
ギネスブックには、世界で一番多い病気に認定されています。
それなのに、歯周病の怖さや治療の重要性が日本では広まらない。
歯周病は死に直結しないからなのか、残念です。
歯を失うと、食事がしにくくなったり入れ歯生活になります。
衰えるスピードも早くなり、確実に生活レベルは落ちてしまうでしょう。
コロナウイルスも怖い病気ですが、歯周病も怖い病気であり、相手が見えません(菌とウイルスの違いこそあれ)。
もっと歯周病の治療や予防が広がって欲しいと考えて情報発信をしています。
おおた歯科こども歯科 院長 太田貴司
(自己紹介)https://ohta-dent.com/staff.html#intyo
2021年1月20日