滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長太田貴司です。
予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。
今回は、「歯の価値」「歯1本の値段」についての考えを述べます。
生まれ持って生えてきた歯、金銭価値はどれくらいなのでしょうか?
歯科は、医科に比べるとどうしても優先順位は低くなります。それは命にかかわる病気にはよほどならないからです。
でも、歯が無くなるとご飯が食べられなくなります。
何か人工物を入れないといけません。
1本歯を失ったとして、そこに何かを補うとします。
1本入れ歯で5000~6000円(保険適用)、3本のブリッジで約15,000円(保険適用)、インプラントだと300,000~400、000円(保険適用外:自由診療)です。
これらはどれも異物です。なので、元々生まれ持った歯はもっと価値があると考えています。
きっと歯科医院と患者様では大きな違いがあるでしょうし、前歯か奥歯でも大きな違いがあるでしょう。
「人工歯根」と呼ばれるインプラントが300,000~400、000円なので、生まれ持った天然の歯はその倍の価値としましょう。1本800,000円です。
皆さんのお口の中には親知らずを除いて、上下左右に28本の歯があります。
歯を失っていなければ、あなたのお口の中にある歯の総額は、800,000×28=22,400,000円です!!
二千万円を超えました。
歯の価値をもっと上に見る方も、下に見る方もいらっしゃいますが、それだけの価値があるものをもって生まれてきたのが人間です。
それだけの価値のある歯で、一生涯美味しいものを美味しく食べたいと思いませんか?
1本失うごとに、それから遠のいていってしまうのです。
さらに、わざわざお金をかけて異物を入れないといけなくなってしまいます。
たまに「歯の治療は高いから、痛いときしか行かない」「多少しみるけど、歯科治療は高いし、異常はないから行かない。」とおっしゃる方がいます。
もし、大きなむし歯や歯周病があったとしたら。。。
大きな財産を失ってしまうかもしれません。
ヘビースモーカーの方や大酒飲みの方は、1箱数百円、1本数百円かもしれませんが、それが「×日×年数」になるととんでもない金額になるはずです。
喫煙やお酒を減らして、その分を歯に限らす健康以上に使えば、将来の健康につながります。
目の前の快楽に囚われず、長寿社会になってきている将来を見てみませんか?
おおた歯科こども歯科 院長 太田貴司
(自己紹介)https://ohta-dent.com/staff.html#intyo
2020年8月26日