滋賀県守山市古高町にある歯医者、
歯周病治療に力を入れている、おおた歯科こども歯科の院長太田貴司です。
「歯周病の治療期間はどれくらい?何回くらいの通院なの?」についてお話しをします。
答えは、「現在の歯周病の状態によって、人それぞれ」です。
歯周病は、基本的に完治がありません。
継続して行っていくものです。
歯周病が軽度(GやP1)であれば、1~2回で次は数か月後のメインテナンスになるでしょう。
歯周病が中程度以上(P2とP3)ですと、数回かかりますし、次のメインテナンスも早い方で1ヶ月後になるでしょう。
歯が28本あり、27本が健康であっても、1本だけが重度の歯周病というパターンもあり、そのような方も早いメインテナンスになるでしょう。
歯周病とは、生活習慣病の1つとも言われます。
高血圧、糖尿病の範ちゅうに入ります。
高血圧、糖尿病も完治がないかと思います。継続的に内服をしたり、食事療法・運動療法があるでしょう。
歯周病も同じなのです。
毎日歯磨きをして、定期的に歯科医院でスケーリング・SRPを受けて頂いても、歯ぐきの下に歯周病の細菌が入り込みます。
1回完璧にスケーリング・SRPを受ければその後は歯科医院に行かなくても済む、というわけではないのです。
通院回数・通院の間隔・通院期間・治療期間は、歯周病の状態によってそれぞれです。
歯科医院の考えによって違いますし、落ち着いているなら間隔を広げますし、状態が悪化していれば短くしたりもします。
Pになると、ずっと継続になるのです。
そこにはどうしても感情的に「通院が疲れた」「通院が辛い」とモチベーションが下がり、放置してしまうかもしれません。
そこは、ぜひ踏ん張ってもらい継続して頂きたいです。
歯科医院側は、「歯を抜きたい」と思っている人はいません。
むしろ「抜きたくない」と思っています。
しかし、もう「抜かざるを得ない」歯であるので、抜歯をしているのです。
抜きたくて抜いているわけではありません。
歯周病の治療・予防を歯科医院はしたいと思っています。
それには、訪問歯科を除いて「患者様から」来院して頂かないと始まらないのです。
「この患者様は歯周病だけど、ずっと来ていないからご自宅に押しかけて治療しよう」というわけにはもちろんいきません。
歯科医院に来て頂かないと何も始まらないのです。
そして、来て頂ければ歯を助けることもできるのです。
歯周病の治療は、まず検査・診査・診断からですね。
一緒に歯周病に立ち向かっていきましょう。
おおた歯科こども歯科 院長 太田貴司
(自己紹介)https://ohta-dent.com/staff.html#intyo
2019年11月6日