滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 今回は、ホワイトニングのお話をしていきます。 新型コロナウイルスの猛威も治まってきて、マスクの着用が自由になりました。 そこで、前以上にホワイトニングや矯正治療の需要が増えてきております。 当院でも「ホワイトニングをしたい」という患者様が増えてきており、そのご紹介をしていきます。 ホワイトニングとは、歯の漂白のことです。 白くなるのは歯だけなので、詰め物・被せ物のような人工物は白くなりません。 あくまでもご自身の歯(さらに神経がある歯)限定です。 ・ホワイトニングでなぜ歯が白くなるの? 難しい専門用語は控えてお話しすると、ホワイトニング剤が歯の着色物質を分解しているからです。 確かに歯を削って詰め物をしているわけではないのに白くなるのは不思議ですよね。 ・ホワイトニングの期間は? 2~3週間ほどです。 ご希望により、延長することも可能です。 ・ホワイトニングはどれくらいもつの? 3~5年と言われております。 徐々に色がついてきますが、全く元通りになることは少ないです。 私太田貴司も13年ほど前にホワイトニングをしてもらいました。当時に比べては色は戻ってきて …続きを読む
2023年7月8日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 今回は、歯の構造についてお話します。 むし歯や歯周病を予防するには、歯がどのようにできているかを知っておくことでより理解を深めることができます。 歯は何からできている? 歯は大きく分けて4つの組織からできています。 エナメル質、セメント質、象牙質、歯髄(しずい)です。これらを詳しくみていきましょう。 ・エナメル質 歯の一番の表面を覆っている硬い組織です。 人間の体で最も硬いともいわれています。 厚さはおおよそ2~3mmで、色は半透明をしています。 エナメル質の97%はハイドロキシアパタイトという無機質(ミネラル)の成分からできており、残りは水分と有機質です。 酸に弱いという特性をもち、酸に触れると溶け出してしまいます。 エナメル質ではミネラルが溶け出す「脱灰」と、溶け出したミネラルを修復する「再石灰化」が日々繰り返されていますが、様々な要因により脱灰が再石灰化を上回るとむし歯になります。 ・セメント質 歯の根の表面を覆っている組織です。 歯根膜によって歯を支える骨(歯槽骨)と結びついています。人の骨と同じくらいの硬さです。無機質が60%、有機質が25%、水分15%からできています。 & …続きを読む
2023年7月1日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 先月、かかりつけ歯科医院で歯石の除去をしてもらいました。 歯石を除去してもらうことで、歯周病の予防になります。 歯周病が進行すると、歯が抜けてしまいます。 それは避けたいところですよね。 多くの患者様が当てはまるのですが、 「むし歯があります」とお伝えするとショックを受けられますが 「歯周病になっています」とお伝えしても、あまりピンとこられず「ふ~ん」といった感じでリアクションをされます。 むし歯と歯周病を比べると怖い病気は、明らかに歯周病の方です。 ですが、そもそもどのような病気かご存知ないのでピンとこないのかもしれません。 それを知ってもらうのが歯科医院の役割ですね。 さて、今回の歯科検診では歯石を除去してもらいうがいをしたら、血が出ました。 全く健康な歯ぐきであれば、歯石を除去してもらっても出血はしません。 なぜ出血するのでしょうか? それは歯ぐきに炎症があるからです。 広い意味で「歯周病」になっているのです。 私太田貴司の原因は歯石もありましたが、「歯ブラシが歯ぐきにきちんと当たっていない」からです。 今はまだ軽度ですが、炎症も放置・歯 …続きを読む
2023年6月15日