滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長、歯科医師の太田貴司です。 当院では、予防、痛くなる前の治療、歯周病の治療に力を入れています。 コロナ禍も終わり、今はトリプルデミックとも言われています。 感染症は続いていますが、以前よりも感染症に対する意識も薄れてしまっているかもしれません。 ここで改めて、感染症の対策について述べます。 目次 歯科医院における感染症対策の重要性 標準予防策(スタンダードプリコーション)とは 当院での具体的な感染症対策 手袋(グローブ)の使い捨て 器具の洗浄・消毒・滅菌 環境整備と清掃 患者さまへの協力依頼(スタッフに対しても) まとめ 1. 歯科医院における感染症対策の重要性 日常における歯科診療では、患者さんの口腔内を直接扱うため、血液や唾液を介して感染症が広がるリスクがあります。 しかも、通常の歯科医院は1日何十名の方がいらっしゃるのでなおさらです。 そのため、院内感染を防ぐ対策はとても大切です。 適切な感染症対策を行うことで、患者さんとスタッフの安全を守り、安心して治療を受けていただける環境が出来上がります。 2. 標準予防策(スタンダードプリコーション)とは 歯科におけるスタンダードプリコーション(標準予防策)とは、すべての患者さまの血液や体液を感染の可能性があるものとして扱い、感染予防策を徹底する考え方です。 どん …続きを読む
2025年2月10日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長、歯科医師の太田貴司です。 当院では、予防、痛くなる前の治療、歯周病の治療に力を入れています。 現在、もっとも流行っているかもしれないデジタルを応用した歯科技術・治療についてお伝えします。 メリットは ・歯科医院側も患者さまも楽 ・できたものがより精密 ・時短できる ・余計なゴミがでない ・余計なゴミがでないので、清潔であり嫌な臭いもしない 目次 デジタル技術の導入 主要なデジタル技術とその応用 口腔内スキャナー CAD/CAMシステム デジタル矯正 3Dプリンター デジタル技術のメリット デジタル技術の課題と展望 まとめ 1. デジタル技術の導入 近年、歯科医療ではデジタル技術の導入が進んでいます。 これにより、診断や治療の精度が向上し、患者さんの負担軽減や治療期間の短縮が期待されています。これは日本だけではなく、世界的に進んでいます。 2. 主要なデジタル技術とその応用 口腔内スキャナー: 従来の型取りに代わり、特殊なカメラで口の中を3Dでスキャン(読み取り)し、正確な歯型を取得します。これにより、患者さまの不快感が軽減され、精密な補綴物(詰め物や被せ物)が作製できます。 CAD/CAMシステム(キャドカムと呼びます): コンピュータによる形やかみ合わせの設計(CAD)と製造(CAM)を組み …続きを読む
2025年2月3日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長、歯科医師の太田貴司です。 当院では、予防、痛くなる前の治療、歯周病の治療に力を入れています。 今回は、やっと注目してくれるようになったお口の病気と全身の病気について述べます。 注目してくれるようになったというのは、患者さまではありません。 医科です。 お口の病気と全身の病気は以前から言われていました。 ただ、どうしても全身の病気が優先されてしまうのでそこまで注目を浴びていませんでした。 今回はそこをお伝えします。 目次 歯周病とむし歯とは? 歯周病と全身の病気の関係 むし歯が全身に及ぼす影響 口腔ケアの重要性 まとめ 1. 歯周病とむし歯とは? 歯周病は、歯を支える組織(歯ぐきや骨)に炎症が起こる病気です。進行すると歯を支える骨が溶けてしまいます。 初期段階では歯ぐきの腫れや出血が見られ、進行すると口臭がして歯がぐらつき、最終的には抜け落ちることもあります。歯ぐきの腫れや出血はあくまでも一症状です。そこからさらに進行します。ここは皆さまがあまりご存知ない点です。 歯周病は「歯ぐきが腫れて血が出る病気」ではありません。「歯が抜けてしまう病気」です。 一方、むし歯は、歯の表面が細菌によって溶かされ、穴が開く病気です。 放置すると痛みが生じ、歯の神経にまで達すると強い痛みや感染症を引き起こすことがありま …続きを読む
2025年1月27日