滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。
予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。
12月に入り、忘年会シーズンがやってきました。
そこで今回は、「歯に着色しやすい飲み物とその対策法とは?」をテーマでお話します。
歯に着色しやすい飲み物とは
着色しやすい飲み物の特徴は以下の通りです。
- 色が濃い
- 酸性である
色の濃い飲み物はポリフェノールを多く含むものが多く、このポリフェノールが着色の原因です。
酸性の飲み物はそれ自体が着色させるというよりは、歯の表面のエナメル質を弱めてしまうのです。
その結果、他の飲み物の着色をさせてしまうのです。
色が濃い飲み物
- 赤ワイン
- コーヒ
- 緑茶
- 紅茶
- ウーロン茶
- ココア
酸性の飲み物
- 白ワイン
- 柑橘系の果物の飲み物
- 炭酸飲料
- スポーツドリンク
- エナジードリンク
上記のような飲み物は着色しやすいです。参考にしてみてください。
着色を予防するための対策
先ほどご紹介した飲み物をまったく飲まないということは難しいと思います。
ですので、着色予防と着色が気になったときの対策を合わせて紹介したいと思います。
- 着色しやすい飲み物を飲んだらすぐ水を飲むか口をゆすぐ
- 冷たい飲み物ならばストローを使う
- キシリトールガムを噛む
- 30分後に歯磨きをする
冷たい飲み物であれば、ストローを使用し、なるべく歯に当たらないように飲んでみるのもおすすめです。
飲んだ後は、口の中を洗い流すことが重要なので、水を飲んだり、口をゆすぐことが有効です。
キシリトールガムを噛むことも唾液がたくさん出るので、洗浄効果が期待できます。
着色してしまったときの対処法
すでに着色が気になる場合は、歯科医院でのプロによるケアが有効です。
- PMTC(クリーニング)
- ホワイトニング
まずは、定期検診などと一緒に行っております「PMTC」で汚れを落としてもらいましょう。着色汚れはご自分ではなかなか落とせないですが、PMTCならば落とすことが可能です。
専用の器具と、フッ素入りの研磨剤を使用し、プロの手によって汚れや着色を落としていきます。
着色汚れを落とす以外にも、虫歯や歯周病の予防にもなるので、定期健診と同時に定期的に受けることをおすすめします。
PMTCでも落とせない長年にわたって積み重なった着色には、ホワイトニングがおすすめです。
ホワイトニングは、歯の内部まで薬剤が浸透するため、より歯を白くする効果が高いのです。
着色しやすい飲み物と予防策を知って楽しい年末をお過ごしください
今回は、着色しやすい飲み物とその対策についてお話しました。
忘年会シーズンは普段よりも飲食を伴う集まりが増えることで、歯の着色について気になる方もいらっしゃると思います。
楽しいお食事の席で我慢ばかりは辛いと思うので、着色しやすい飲み物を飲んだ際は、ご紹介した予防策を行ってみてください。
すでに着色が気になる場合は、お気軽に当院にご相談にいらしてくださいね。
年末年始のお知らせ
下記の期間を年末年始の休診日とさせていただいております。
12月28日(木)〜1月4日(木)
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
1月5日(金)からは平常通り診療いたします。
来年も、おおた歯科こども歯科をよろしくお願いいたします。
おおた歯科こども歯科
院長 太田貴司
(自己紹介)https://ohta-dent.com/staff.html#intyo
2023年12月1日