滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。
予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。
ここ2~3週間で、お二人ほどショッキングなことがあったのでご報告いたします。
それは「銀歯の下のむし歯」です。
銀歯の下のむし歯は、知らないうちに・見えないうちに、大きくなります。
そして、ある時に大きなむし歯としてレントゲンに写ってきます。
それがここ2~3週間で続きました。
おおた歯科こども歯科では、1年ごとにレントゲンを撮影させてもらっています。
むし歯のチェックや、歯周病のチェックのためです。
1年前のレントゲンでは何ともなかったのに、今回の1年後のレントゲンで大きなむし歯になっていたのです。
たまにあるのですが、続きました。
定期的にお越しいただいていたのに、こちらもショックでした。
一番のショックは患者様なのですが。
その時にお伝えしたのが、「銀歯の下はこうなることがあります。よろしければ他の銀歯も外してみませんか?」と。
外すか外さないか、それを選ぶ権利は患者様にあるので、こちらは強制はできません。
しかし、銀歯の下は、何年も経つと往々にしてむし歯になっています。
ですので、個人的には5~7年以上経っている銀歯は外して中を確認した方が良いと思っています。
Q.外した後の詰め物・被せ物はどうするの? 銀歯以外でないといけないの?
A.個人的に「○○でないといけない」というのはありません。
僕のスタンスは、「患者様がお選び頂いたものであればなんでも良い」です。
本来は、むし歯になりにくい詰め物・被せ物を入れた方が歯は長持ちします。
しかし、どのような詰め物にされるかを選ぶ権利は患者様にあります。こちらにはありません。
そこは僕が立ち入ってはいけないと思っています。
銀歯から金歯を選ばれる方もいらっしゃいますし、
銀歯からセラミック系を選ばれる方もいらっしゃいます。
銀歯から同じ銀歯を選ばれる方もいらっしゃいます。
それはそれでいいと思います。
患者様それぞれの思いがありますので、そこは抗いません。
選ばれたもので一生懸命治療するだけです。
中には謝られる方もいらっしゃいます。
「すいみせん、銀歯で。。。。」
いえいえ、謝る必要は全くありません。
患者様の意思で選ばれたわけですから、何も問題ありません。
ですが、古い銀歯は外した方が良い。
そこは経験上、思っています。
「今は痛くないから」で経過観察をしていると、1年後のレントゲンに大きなむし歯が写っているかもしれません。
銀歯の下のむし歯は見えません。
外して中を見せてもらった方が良いと感じています。
おおた歯科こども歯科 院長 太田貴司
(自己紹介)https://ohta-dent.com/staff.html#intyo
2023年10月12日