滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。
予防・痛くなる前の治療に力を入れています。
「いろいろやってみたけど、良くならなかったので来ました」
と金属アレルギーをお持ちの方がおおた歯科こども歯科にいらっしゃいます。
現在お口の中に入っている銀歯が金属アレルギーの原因ではないか?ということです。
まずはネックレス・指輪・ピアスが原因ではないか?ということで除去を試みるようです。
しかし良くならない。
できれば銀歯は外したくない。
そりゃあそうですよね。ネックレス・指輪・ピアスと違って、そう簡単に外せるものではないからです。
時間も労力も治療費もかかります。
しかし他の原因は当たったし、最後の手段として歯科にご来院されます。
銀歯が金属アレルギーの原因であれば、除去すれば金属アレルギーは落ち着く方向に向かっていきます。
しかし、それは時間の経過との戦いです。
数ヶ月から数年かかることが前提です。
金属アレルギー成分がお身体に残り続けると、完全に治らないケースもあります。
ですので、100%を望める治療ではありません。
ですので、むやみやたらに銀歯を外していくのは好ましくありません。
前提として「パッチテスト」をしてもらい、金属アレルギーの検査をして頂きます。
パッチテストはおおた歯科こども歯科では行っておりませんので、皮膚科にご紹介させて頂きます。
検査期間でポイントは、金属アレルギーの判定に「1週間」かけるということです。
2・3日のパッチテストで判定をするのではなく、7日間を判定にかける、ということです。
理由は、2・3日のパッチテストだと金属アレルギーが検出されないことがあるからです。
2・3日のパッチテストで反応がなかったから「金属アレルギーではない(=陰性)」と判定するのは、時期尚早ということです。
どんな治療でもまずは検査から受けましょう。
おおた歯科こども歯科にお越し頂く前に事前にパッチテストを受けて頂いても良いですし、おおた歯科こども歯科から皮膚科をご紹介もさせて頂きます。
出典:公益社団法人 日本皮膚科学会
「金属、歯科材料による接触皮膚炎(かぶれ)はどのようなものですか?」
https://www.dermatol.or.jp/qa/qa4/q13.html
「全身性金属皮膚炎(全身型金属アレルギー)はどのようなものですか?」
https://www.dermatol.or.jp/qa/qa4/q14.html
おおた歯科こども歯科 院長 太田貴司
(自己紹介)https://ohta-dent.com/staff.html#intyo
2023年4月15日