滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。
予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。
しばらく前の記事ですが、President(プレジデント)という雑誌に面白い記事がありましたので私の見解も加えつつご紹介いたします。
2020.5/15号からのご紹介です。
ここには「大量アンケートで発覚!悪徳ヤブ歯医者VS最良の神ワザ歯医者は、ここが違う!」という題名の記事があります。
題名は過激にしないと、読者の目を引かないのであえて煽るような題名にされていますね。このあたりはテレビと同じでしょうか。。。
【インプラント】20万円以下は素材の質に疑問
◯3次元CTなどで骨の状態を事前に検査する
✕質の悪いインプラントを使って安値をアピール
このPresidentには、「信用できるメーカーの製品は、1本分の治療費が40~50万円というケースもあります」と書かれています。
インプラントは自由診療なので、医院ごとに価格差があります。
滋賀県ですと、30~50万円でしょうか?インプラント本体以外にも検査料やその他にもありますので、バラバラです。
記事には「半年に1回以上の検査やクリーニングが欠かせない」「メンテナンスを怠ると、インプラントの周りの歯茎や骨が歯周病菌に侵されて、インプラント周囲炎という病気になり、最悪の場合、インプラントを外す必要があります」と書かれてあります。
これはそのとおりだと考えます。
多くの場合、歯を失った原因はむし歯や歯周病です。
日頃のブラッシングや歯科医院でのメンテナンスを怠っていた可能性があります。
その習慣を変えずにインプラントを入れても、長期間持ちません。
ですので、記事の通りメンテナンス+日頃のブラッシングがとても大切です。
安い→質が悪い
と決めつけるのはよろしくないと考えます。
インプラントを普及させたいので、利益を落としてまで安くしたのかもしれません。
インプラント会社のお知り合いがいるので、入手ルートの関係で安く手に入ったのかもしれません。
逆に、質が悪い→安い
は有り得そうです。
しかし、質の悪いインプラントを使おうとする人間はずる賢いです。逆の逆で、質の悪いインプラントを高くしているかもしれません。
何にしろ、物事にはオモテウラがあります。
真相は、第三者にはおろか、当の本人にも分からないことがあります。
インプラントは大きな治療です。
ぜひ多くの歯科医院でカウンセリングを受け、納得できた医院で治療をしてもらうと良いでしょう。
おおた歯科こども歯科 院長 太田貴司
(自己紹介)https://ohta-dent.com/staff.html#intyo
2021年11月17日