滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。
予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。
「治療が全部終わったのに、黒い歯がある。なぜ?」
「検診に行ったばかりなのに、鏡で見てみたら黒い歯がある。これって、むし歯の見逃し??」
「小学校の検診で“むし歯がある”にチェックを受けた。この前来たばかりなのに。。。」
「これってむし歯?」
割と頂く質問です。
きちんと診察させて頂く必要がありますが、色々なパターンがあります。
・むし歯
・昔のコンポジットレジンの着色
・昔の詰め物の着色
・歯の溝の着色
・中には、黒いごまが入り込んでいる場合もあります。
ここは誤解が生まれるところですね。
「むし歯だ」「むし歯ではない」と食い違いができるところです。
学校の検診は特に顕著かもしれません。
私も小学校の検診に行くのですが、「黒い。設備が整ってなので、“むし歯がある”にチェックをしてかかりつけ医に診てもらおう」で“むし歯がある”にチェックをすることがあります。
責任を持って「むし歯がない」と言い切れないのです。
さて、その黒いところをどうするか?ですが、
着色であっても「見た目が気になるから治療してほしい」でしたら治療をします。
むし歯ではないことが前提として、「黒いけど全然気にならない」でしたら経過観察をします。
一番良いのは、歯科医院側が「前もって」お伝えすることですね。
「ここは黒くなっていますが、むし歯ではありません。」と。
それを経過観察とするか、治療を希望かはお任せする形が良いかもしれません。むし歯ではないので、必須の治療ではないからです。
しかし、お口の中全体で「黒いところ」。探すと結構あります。結構どころか、相当数あります。
そのため、全部が全部一からお伝えするのではなく、総じてひっくるめてお伝えすると良いですね。
このむし歯と関連するのですが「歯肉炎がある」へのチェックも多いです。
歯肉炎に関しては、ブラッシング不足が原因であることがほとんどです。
つまり、毎日の歯ブラシがきちんと当たりきってないため歯肉炎になります。
歯肉炎になると、歯ぐきが腫れたり、歯ぐきから出血したり、赤くなったり。
口臭やむし歯の原因になります。
それが大人までずっと残ると、歯周炎の原因になります。
お口の中の健康は、年齢や乳歯永久歯関係なく大切です。
日々の歯磨きと、歯科医院への定期的な通院で歯を守っていきましょう。
おおた歯科こども歯科 院長 太田貴司
(自己紹介)https://ohta-dent.com/staff.html#intyo
2021年8月4日