滋賀県守山市古高町にある歯医者、
歯周病治療に力を入れている、おおた歯科こども歯科の院長太田貴司です。
今回は「歯周病と運動・睡眠・ストレス」についてお話しをします。
歯周病は生活習慣病です。
高血圧や糖尿病と同じ範ちゅうの病気です。
生まれつき・遺伝性のものではなく、生まれた後の生活習慣で悪化する・悪化しないが決まります。
ブラッシングが細かいところまでできていない・歯石の除去をしてもらっていない・喫煙をしている・糖尿病や高血圧を放置している
これらは、遺伝ではありませんよね?
生まれてからの生活が、歯周病が悪化する・しない を決めます。
①歯周病と運動
食生活・メタボリックシンドロームと運動が関係しているように、歯周病と運動も大きく関与しています。
運動をすると、血行が良くなります。
全身の血行が良くなるということは、歯ぐきへの血行も良くなります。
歯ぐきへの血行が良くなると、栄養も行きわたりやすくなり歯周病対策になります。
運動不足による血行不良に関連して、喫煙もそうですね。
喫煙をすることで、血管が細くなり歯ぐきへの栄養が不足します。
喫煙は歯周病の大敵です。
②歯周病と睡眠
睡眠不足や睡眠の質が悪いと、免疫力が落ちます。
免疫力が落ちると風邪をひきやすくなるように、歯周病の細菌への抵抗力も落ちてしまいます。
③歯周病とストレス
睡眠不足と関連しますが、ストレスをずっと抱え込んでいると免疫力が落ちます。
同じく歯周病の細菌への抵抗力が落ちます。
仕事や人間関係のストレスだけでなく、歯への直接的なストレスも大問題です。
それは、歯ぎしり・食いしばりです。
無意識レベルでの歯ぎしり・食いしばりは、歯や歯周組織を破壊します。
現代はストレス社会です。
ストレスのない人生はありません。
私は歯科医師なのでストレス対策は専門外ですが、同じストレスをずっと溜め込むのは良くありません。
一時のストレスは仕事のモチベーションアップや人生のモチベーションアップにつながります。
しかし、終わることのないストレスと付き合うことは避けたいですね。
歯へのストレス対策は、歯ぎしり・食いしばり対策です。
日中、無意識レベルで食いしばりをしているのであれば、ぜひ意識して頂いて食いしばりを減らしていきましょう。
睡眠中の歯ぎしり・食いしばりは、今のところマウスピースに頼るしかないかもしれません。
マウスピースをしたからと言って、歯ぎしり・食いしばりがなくなるわけではありません。
しかし、歯・歯周組織へのダメージを大幅に減らすことができます。
運動・睡眠・ストレス対策をして、歯周病対策をしていきましょう。
おおた歯科こども歯科 院長 太田貴司
(自己紹介)https://ohta-dent.com/staff.html#intyo
2020年2月5日