守山市の歯科医院(歯医者)おおた歯科こども歯科
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高脂血症と歯周病の関連について、高脂血症があると歯周病は改善しにくいのか? 【守山市 歯医者】

滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。

今回は、高脂血症について、そして歯周病と高脂血症の関連についてお伝えします。

高脂血症にフォーカスしたのは理由があります。

それは、私太田貴司が家族性の高脂血症があり、関心があるからです。

定期的に内科に受診をし、内服しています(アトルバスタチン錠5㎎という薬です)

 

心筋梗塞や狭心症は、怖い病気というイメージがあると思います。

しかし、高脂血症もあまり甘く見てはいけない病気なのです。

 

【目次】
高脂血症とは?
歯周病とはどんな病気?
高脂血症と歯周病の意外な関係
なぜ高脂血症があると歯周病が治りにくいのか?
歯周病予防のために今できること
まとめ

高脂血症とは?
 高脂血症(こうしけっしょう)とは、血液中の脂肪(コレステロールや中性脂肪)が多くなっている状態です。放っておくと、動脈硬化(どうみゃくこうか)や心臓病のリスクが高まります。

 動脈硬化や心臓病は、急変し命に関わる病気です。
 現代では、食生活の変化や運動不足によって、若い人にも見られるようになりました。自覚症状がないため、検診で初めて気づく方も多いです。

歯周病とはどんな病気?
 歯周病(ししゅうびょう)は、歯を支える骨や歯ぐきに炎症が起こる病気です。細菌(さいきん)によって引き起こされ、進行すると歯がグラグラになったり、抜けてしまったりします。
 日本人の成人の約8割がかかっているとされ、初期段階では自覚症状が少ないのも特徴です。歯ぐきからの出血や口臭が、サインになります。

高脂血症と歯周病の意外な関係
 最近の研究では、高脂血症が歯周病のリスクを高めることが分かってきました。

 血液中の脂質が多いと、体に炎症が起きやすくなります。その結果、歯ぐきでも炎症が続きやすくなり、歯周病が悪化しやすくなるのです。
 また、高脂血症によって血流が悪くなると、歯ぐきへの栄養や酸素の供給が減ります。それにより、歯ぐきの回復力も落ちてしまいます。

 「高脂血症=肥満」というイメージがあるかもしれませんが、体型はあまり関係ない場合もあります。

 私太田貴司も、肥満型の体型ではありませんが、高脂血症を持っています。

 ですので、普段「脂質」の摂取に気を付けています。バターやマーガリンはほぼ食べません。「栄養のために」と完全栄養食の卵を食べるのですが、医師からは逆に止められたりします。「意識的に卵を摂らないように」と言われています。

 他、調べてみると「アルコールを摂取しすぎないこと」「運動をすること」「野菜、豆類、海藻を摂ること」などがあります。通常の健康管理と同じですね。

 

なぜ高脂血症があると歯周病が治りにくいのか?
 高脂血症のある方は、体の中に慢性的な炎症(えんしょう)状態があると言われています。炎症が続いていると、歯ぐきの傷が治りにくくなり、歯周病の改善も遅れてしまいます。
 さらに、歯周病菌に対する免疫力(めんえきりょく)も弱くなりがちです。歯科でしっかりとクリーニングを行っても、体の治る力が追いつかず、再発しやすくなってしまいます。

歯周病予防のために今できること
 高脂血症のある方でも、歯周病を予防・改善する方法はあります。

 まずは、日ごろの歯みがきを丁寧に行いましょう。歯と歯ぐきの境目を意識してみがくことが大切です。

 何はともあれ、まずは「毎日の歯磨き」です。これに勝るものはありません。いくら、定期的に歯科医院に通っても、普段の歯磨きが疎かであれば、歯周病は悪化します。

 例えば、週に1回歯科医院で清掃をしてもらっても、毎日の歯磨きの方が重要です。

 「歯科医院で定期的に歯石除去をしてもらっている」という安心感からか、毎日の歯磨きを疎かにしてしまうのはよくありません。

 次に、定期的な歯科検診を受けて、歯石(しせき)やプラーク(歯垢)を取り除きましょう。特に歯石は、歯磨きでは除去できません。そして、歯科医院では、患者さまのお口の状態にあわせたアドバイスが受けられます。
 さらに、全身の健康管理も大切です。バランスのとれた食事、適度な運動、そして必要に応じて内科での治療を受けることで、歯ぐきの健康も守りやすくなります。

まとめ
 高脂血症があると、歯周病が治りにくくなることがあります。体の中の炎症が続くことで、歯ぐきの回復力が落ちたり、再発しやすくなったりするためです。
 しかし、日々のケアと歯科での定期的なメンテナンス、そして全身の健康管理を行えば、歯周病はしっかりとコントロールできます。
 当院では、患者さまのお口と体の健康の両方を大切に考えた治療を行っています。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。

おおた歯科こども歯科 院長 太田貴司 (自己紹介)https://ohta-dent.com/staff.html#intyo

2025年11月23日

 

 

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