滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長、歯科医師の太田貴司です。
当院では、予防、痛くなる前の治療、歯周病の治療に力を入れています。
現在、もっとも流行っているかもしれないデジタルを応用した歯科技術・治療についてお伝えします。
メリットは
・歯科医院側も患者さまも楽
・できたものがより精密
・時短できる
・余計なゴミがでない
・余計なゴミがでないので、清潔であり嫌な臭いもしない
目次
- デジタル技術の導入
- 主要なデジタル技術とその応用
- 口腔内スキャナー
- CAD/CAMシステム
- デジタル矯正
- 3Dプリンター
- デジタル技術のメリット
- デジタル技術の課題と展望
- まとめ
1. デジタル技術の導入
近年、歯科医療ではデジタル技術の導入が進んでいます。 これにより、診断や治療の精度が向上し、患者さんの負担軽減や治療期間の短縮が期待されています。これは日本だけではなく、世界的に進んでいます。
2. 主要なデジタル技術とその応用
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口腔内スキャナー: 従来の型取りに代わり、特殊なカメラで口の中を3Dでスキャン(読み取り)し、正確な歯型を取得します。これにより、患者さまの不快感が軽減され、精密な補綴物(詰め物や被せ物)が作製できます。
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CAD/CAMシステム(キャドカムと呼びます): コンピュータによる形やかみ合わせの設計(CAD)と製造(CAM)を組み合わせたシステムで、詰め物・被せ物を素早く設計・製作します。 詰め物・被せ物を機械が作ってくれるのです。これにより、即日治療が可能となり、患者さまの通院回数を減らすことができます。
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デジタル矯正: 3Dスキャンデータを基に、透明なマウスピース型の矯正装置を作製します。 これにより、目立たない矯正治療が可能となり、患者さんの審美的なご希望に応えられます。
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3Dプリンター: デジタルデータから直接、詰め物や被せ物を作製します。 これにより、複雑な形状の製作が可能となり、治療の幅が広がります。
3. デジタル技術のメリット
デジタル技術の導入により、以下のメリットが得られます。
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精度が向上します: 治療の質が向上します。詰め物・被せ物がピッタリ合いやすいです。
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患者さんの負担が軽減します: 従来の型取りや長時間の治療が不要となり、快適な治療体験を提供できます。これは治療をする側も負担が減ります。
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治療期間の短縮: 即日治療や通院回数の削減が可能となります。患者さまの時間的負担を軽減します。お金よりも価値がある(と太田貴司は思っています)時間の負担も減ります。
- ゴミの軽減:ゴミが減ることで、歯科医院の「臭い」が軽減されます
- 歯科技工士の負担軽減:近年、歯科技工士になる人材、なろうとする人材が大きく減少しています。根本的な解決ではありませんが、負担軽減になります。
4. デジタル技術の課題と展望
一方で、デジタル技術には以下の課題も存在します。
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初期導入コスト: 高価な機器の導入には何百万単位で費用がかかります。
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技術習得: 新しい技術の習得には時間と労力が必要です。
しかし、これらの課題を克服することで、より質の高い歯科医療の提供が可能となります。
5. まとめ
デジタル技術の導入により、歯科治療は大きく進化しています。
今大きく動いているので、1年後2年後は全く違った世界を見ることができるかもしれません。
当院でも、可能なところから最新のデジタル技術を取り入れ、患者さんに最適な治療を提供できるよう努めております。
特に型どりの粘土を使わない光学印象(当院ではセレックというものを使っています)は、非常に時短になりました。
おおた歯科こども歯科 院長 太田貴司
(自己紹介)https://ohta-dent.com/staff.html#intyo
2025年2月3日