滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。
予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。
先月のPET-CT検査の結果が出ました。
「陰性」でした。
PET-CT検査上では、「悪性腫瘍はない」という結果でした。
ほっとしました。
ただ、PET-CTでもレントゲンでもMRIでも全てが写るものではありません。
それは歯科の世界でも同様です。
ごく初期のものは写らなかったり、隠れていて写らなかったり、重なっていることもあります。
ですので、定期的な検査を今後受けていくつもりでいます。
歯科も同じです。
「前は大丈夫だった」「1年前は大丈夫だった」で通院が途切れてしまうと、ある時に急に痛くなってしまうかもしれません。
100%ではありませんが、レントゲンにて異変が見つかることもありますし、そうすればその場で治療をすることにより、歯を救うことができます。
歯は削ったらどうやっても元に戻ってきません。
歯周病も同じです。歯を支える骨が溶けてしまうと、よほどでもないかぎり戻ってきません。
日本人は、悪くなってからの治療にお金をかけます。
予防や検査や、初期治療にお金をかけません。
真面目な日本人の良くない習慣です。
ではなぜこのような風習になってしまったのか?
それは保険制度です。
我々はありがたいことに、国の保険制度にて比較的安価で治療を受けることができます。
100%を負担することはありません。
とてもありがたいのですが、逆に「痛くなったら保険で安く治療してもらおう」という考えに至ってしまったのです。
他の国では100%負担でも、日本なら30%(年齢や地域の違いで、0%)で治療を受けることができるのです。
それがかえって、医科離れ・歯科離れにつながってしまっているのではないでしょうか。
治療にお金を使うのではなく、予防や検査にお金を使う。
同じお金でも、健康を保つことができたり、長生きできたり、歯の寿命が長くなるのは「予防や検査にお金を使う」ことです。
「人間ドックに行く・PET-CT検査を受ける・定期検診に行く」
その時はお金も時間もかかります。
しかし、そこには安心と長生きと、時には初期治療というリターンが待っています。
ご自身の身体を、医師・歯科医師に任せるのではなく、ご自身の意志と時間とお金で守っていきませんか?
おおた歯科こども歯科 院長 太田貴司
(自己紹介)https://ohta-dent.com/staff.html#intyo
2024年12月1日