滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。
予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。
今回の内容は、以前も似たようなことを書いたことがあります。
ですが、とても大切なことですので再度書きます。
「かかりつけ歯科医を持ちましょう!」という内容です。
先日、お電話がありました。
「歯の詰め物が取れた。今日診てほしい」という内容です。
まず最初の疑問点が出てきます。
「“詰め物が取れた”ということは、一度は治療してもらっている歯ということ。なぜ治療をしてもらった歯科医院で治療を受けられないのだろう?」ということです。
普通の平日なので、その歯科医院は空いているはずです。
さらに話を聞いてもらうと「2週間前に取れた」ということです。
「なぜ今日なのだろうか?」という疑問も出てきます。
2週間あれば、まず歯科医院に行けたと思うのです。
さらに「なぜおおた歯科こども歯科なのだろうか?」という疑問も出てきます。
市内には、歯科医院はたくさんあります。
当院がたまたま近いのか、ネットの検索なのかは分かりませんが、受付には予約の関係から翌日を提案しました。
すると「別の歯科医院に行く」とのことでした。
それはそれで構いません。
おおた歯科こども歯科に特に愛着もなく、とりあえずすぐに診てもらえる歯科医院を探されてるだけだったのかな?と思いました。(僕が電話に出ることはないので、受付とのやり取りからの印象です)
歯科医院は一般的には予約制です。
おおた歯科こども歯科は、長年にわたり痛くもないのに通ってくださる方のお力になる歯科医院です。
見ず知らずの方を無理やり診察すると、痛くもないのに通ってくださる大切な方の処置がいい加減になったり、待ち時間が発生してしまいます。
たまたま空きがありましたらご案内します。ですが空いていなければ別日をご提案します。
長年通っていれば、お互い関係性ができているので「別の歯科医院に行こう」とはならないはずです。
歯科医院は「何かあった時だけ行く緊急の医療機関」ではありません。
歯科は特殊な領域です。むし歯菌で溶けてしまった歯・歯周病菌で溶けてしまった骨は、どうやっても戻ってきません。
多少のケガや風邪は、日が経てば元に戻ります。それなのに、内科や外科にはちゃんと通院される。
それなのに、むし歯や歯周病では、痛い時にだけ歯科医院に行く。歯科医院をそのような使い方をしていると、困るのは患者さんの方ですし、いずれツケが返ってきます。
最終のツケは「ご自身の歯でお食事ができなくなる」という辛いツケです。
歯科医院は、「痛くないときも行く医療機関」です。
毎日のスケジュールやお仕事でお忙しいと思います。その中でも、お身体のことなので、ぜひ歯科医院に行くという日程を確保して欲しいと願っています。
おおた歯科こども歯科 院長 太田貴司
(自己紹介)https://ohta-dent.com/staff.html#intyo
2024年10月17日