滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。
予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。
今年のはじめに、小児矯正の発表をしてきました。
約1年前から スライドの準備と発表の練習をして、 名古屋での発表に臨んできました。
現在行っている小児矯正の症例発表です。
おおた歯科こども歯科は「床矯正」という小児矯正治療を行っております。
小児では、歯を並べるために大切な治療が2つあります。
① 前歯を使って かぶりつく 食事を、毎日の献立に入れていただく
当院での小児矯正は、5~8歳が対象です。これから 顎も成長していく時期です。
この時期に食育で、顎の成長を促す ということです。
「矯正」と言うと「 装置で広げる」 イメージが強いと 思います。
この時期に限っては、 「装置で広げる」より「食育で 顎を成長させる」方が大切なのです。
さらに、食育だけではありません。
事前に検査をして、お口の筋肉でどこが弱いかを調べます。
それに応じて、筋力をつけるトレーニングをしていただきます。
トレーニングといっても、小さな道具を使って1日10~20分行って頂くだけです。
「毎日コツコツ」なので大変かもしれません。
ですが、これが将来のお口の機能と歯並びに影響してくるのです。
②取り外しの装置で、ご自身でネジを巻いてもらい 歯を並べる スペースを作っていきます。
装置を入れる目標時間は、1日14時間です。
14時間は連続していなくてもよろしいです。
「 睡眠時間+ 学校から帰ってきてすぐ入れていただく+夕食の前後+ 歯を磨いたらすぐ入れて頂く」で14時間を確保していただけます
装置は成長に 合わせて作り直しをしていきます。
一般的 でお伝えすると、広げる装置2~3個+ 整える装置2個が目安です( ただし こちらは、個人差がとても大きいですので あくまでも“参考に”です。)
名古屋での発表は、目の前には恩師の方ばかりいらっしゃいます。
緊張しました。
発表 終わった後は「いい発表だった」「 きれいに写真が撮れているね」と褒めてくださりました。
診療での 診断力と技術力もアップして、大変有益な場でした。 通ってくださる方の機能の改善や歯並びの改善にお力になれる経験ができました。
勉強会でも、 ただ 椅子に座って聞いているの と、 自分が前に立って発表するのでは 得られるものが何十倍も違うというのを 実感してきました。
おおた歯科こども歯科 院長 太田貴司
(自己紹介)https://ohta-dent.com/staff.html#intyo
2024年9月18日