守山市の歯科医院(歯医者)おおた歯科こども歯科
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おおた歯科こども歯科

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歯周病と糖尿病 ⑧

 滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。

 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。

 

 糖尿病と身近な生活習慣の関わりについてお話をします。

 

【糖尿病と睡眠習慣】

 睡眠時間が7~8時間の人は、2型糖尿病の発症リスクが最も低いと言われています。この7時間より1時間 短くなることに、 糖尿病の発症リスクが9%ずつ 高くなっていきます。 

 一方で、 7時間睡眠 より長い睡眠でも、1時間増すごとに14%ずつリスクが高まることが示されています。

  睡眠時間が短いことが 血糖値を上昇させる理由として、食欲を抑えるホルモンの減少・ 食欲を増やすホルモンの増加が起きるため、 食べる量が増えて肥満に繋がることが言われています。 さらには、インスリンの働きを妨げるホルモンや 体内の炎症物質が増えることでインスリンの働きが悪くなるためだと考えられています。 

 

 他には不眠症状も糖尿病との関連を言われています。不眠症状とは、「寝つきが悪い」「夜間に何度も覚醒する」「早朝に覚醒して、それ以上眠れない」などです。

 不眠症状があると、2型糖尿病を発症するリスクがあります。

 糖尿病と不眠症状をお持ちの方は、HbA1cが高いという報告があります。

 

【糖尿病と食習慣】

 「朝食抜き」と「3食食べている」を比べると、「朝食抜き」の方は昼食後と夕食後の血糖値の上昇が高かったと報告されています。

 夕食は、「18時に夕食」と「21時に夕食」を比べると、「21時に夕食」の方が食後の血糖値の上昇が高く、さらに翌朝まで高血糖が続いていました。

 

 「早食い」は肥満の割合が増え、HbA1cの上昇が高いと言われています。

 

 食べる順番は、「炭水化物→野菜の順番で食べる」と「野菜→炭水化物の順番で食べる」を比較すると、「野菜→炭水化物」の方が食後の血糖値の上昇を抑えらえています。

 「肉料理・魚料理→炭水化物」も食後の血糖値の上昇を抑えられたという報告があります。

 

 日本の20歳以上の人が朝食を摂っていない人は13.2%です。特に20~40代が最も高い20%以上でした。

 糖尿病の予防は、若いうちからしていきましょう。

 太田貴司も「早食い」「炭水化物→最後に野菜」のくせがあるので、とても気をつけています。

 

【糖尿病と運動】

 活動量が多いほど、HbA1cが低いことが示されています。

 「運動」は、家事や労働・通勤・通学といった「生活活動」も血糖コントロールに影響していることが明らかになっています。

 「自動車で通勤・通学」と「徒歩・自転車で通勤・通学」を比べると、「徒歩・自転車で通勤・通学」の方が糖尿病の発症リスクが46%も減っていることが分かっています。

 

【糖尿病と喫煙】

 喫煙は糖尿病のリスクを高めます。

 喫煙する人は、喫煙しない人と比べて、2型糖尿病の発症リスクが約40%も高いです。さらに喫煙の量に比例してリスクが高まります。

 HbA1cも同様です。

 さらに、副流煙でも糖尿病の発症リスクが高まります。

 ご自身のためにも、周りの大切な人のためにも、ぜひ禁煙をしましょう。

 

【糖尿病と歯周病】

  歯周病菌の毒素は、お口の中だけに留まりません。

  全身に入ると、血糖値の上昇を抑えるインスリンが働かなくなります。

  そのため、血糖値の上昇につがなります。

 

 

 (参考)日本臨床歯周病学会 歯周病が全身に及ぼす影響

     https://www.jacp.net/perio/effect/

 

 おおた歯科こども歯科 院長 太田貴司

 (自己紹介)https://ohta-dent.com/staff.html#intyo

 

 おおた歯科こども歯科には、日本糖尿病協会の登録歯科医師が在籍しております。

  https://www.nittokyo.or.jp/db/facility_result.php?fs_name=&fs_pref_cd=25&fs_address=&fs_facility_type=3&page=1

2024年7月3日

 

 

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