滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。
予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。
先日、私太田貴司自身がむし歯の治療を受けてきました。
草津市でお世話になっている歯科医院の院長先生に治療をしてもらいました。
約20年ぶりのむし歯の治療でした。
(その時にかみ合ってもおらず、あっても意味のない歯の抜歯もしてもらいました)
普段の診療で私自身、むし歯の治療をしたあとに「麻酔が切れたあと、しみるかもしれません」と説明をしています。
それを私自身が経験しましたのでお伝えします。
私のむし歯は、神経には達しておらず幸い1回で終えることができました。
ですが、麻酔が切れたあと、冷たいものが「しみる」。
その歯で噛むと「痛い」のです。
「しみる」「痛い」は約2週間ほどで治まったのですが、むし歯の治療をした後はこのようなことが起こり得ます。
(全てのむし歯の治療後ではありません。)
なぜこのようなことが起きるのか?
できるだけ分かりやすくお伝えすると、治療という行為が加わったことで歯の中にある「神経(歯髄:しずい)」がびっくりして
「何か普段とは違う刺激が加わったよ」と合図を私達に出してくれるのです。
そこで我々が「しみる」「痛い」という症状を感じるのです。
ここはなかなか理解して頂けない部分ではあります。
「治療したのになぜしみるの?」
「治療してもらったらよけいに痛くなった」
と驚かれる人もいらっしゃり、前もって必ずお伝えするようにはしているのですがこういうことなのです。
治療という刺激が加わったことで、神経が反応をしているのです。
経験則で言えば、治療後の「しみる」「痛い」は95%は治まります。
残りの5%は???
・いつまでもしみる
・いつまでも痛い
・かえって痛くなる
・かえってしみる
です。
これは元々のむし歯が大きかったり、治療前からすでに「しみる」「痛い」があると
この5%に入りやすくなります。
治療した後に「しみる」「痛い」をなくすには?
→初期のうちにむし歯を治療することです。
そうすれば、いつまでもずっと痛い・しみるを避けることができます。
【むし歯の早期発見について】
我々全国の歯科医師は、できるだけ早期にむし歯の発見に努めています。
ですが、歯と歯の間や詰め物の下のむし歯は見えないことがあります。
(レントゲンにも写らない/写りにくい/ぼやけることがあります)
ですので、こまめにチェックをしてもらうことが重要です。
我々歯科医師もそう好きで歯を削っているわけではないです。
ですが、早期に治療した方がメリットはありますね。
おおた歯科こども歯科 院長 太田貴司
(自己紹介)https://ohta-dent.com/staff.html#intyo
2022年4月10日