滋賀県守山市の歯医者、おおた歯科こども歯科、
基本的には、妊娠中でも治療を受けられます。
「妊娠したらむし歯が増えた!」
「妊娠したら歯ぐきが腫れるようになった!血が出るようになった!」
「妊娠したら親知らずが痛くなるようになった!」
日々遭遇します。
これらは、女性ホルモンが変化することで起きます。
歯周病の菌には、女性ホルモンを栄養源にする菌がいます。
妊娠によって女性ホルモンが増えるので、その菌が活発になるのです。
その上、妊娠で唾液が減る・甘いもの酸っぱいものが欲しくなる・つわりで歯が磨けなくなるといった条件も加わります。
それなのに「妊娠しているから歯科治療を受けられない」と思いこまれている方が多いです。
レントゲン、飲み薬、麻酔……。
不安要素は多いですよね。
しかし、むし歯・歯周病を放置すると、出産後はもっと大変になる可能性があります。
さらに、妊娠中でも歯科治療は可能です。
まずはご相談ください。
①レントゲン
歯科のレントゲンは被ばく量がとても少ないです。
レントゲンの被ばく量は、1年間日常浴びている自然被ばく量の約1/200です。
レントゲンというといかにも被ばくというイメージですが、とても少ないのです。
②麻酔
歯科での麻酔も、量はとても少ないです。
この麻酔も、帝王切開や無痛分娩に使う麻酔と同じです。
ほぼほぼ問題ないとされています。
③飲み薬
必要な場合のみ、できるだけ負担の少ない飲み薬をお出ししています。
時期は安定期が一番良いでしょう。
16~27週です。
本来は、この時期から治療開始して、この時期に終われると良いのですが、そうそういかない場合も多々あります。
その場合には、悪いところから治療を受けましょう。
出産直前や出産直後に、歯で困らないようにするためです。
お母さんの歯や歯ぐきが悪いと、お子様にも伝わりやすいです。
お子様の乳歯が作られるのは、妊娠7週目ごろから。
永久歯も妊娠4・5か月です。
出産4・5か月ではありません。
妊娠4・5か月なのです。これだけ早いのです。
出産後は、むし歯菌が付きやすい時期があります。
それは生後6か月から3歳までです。
さらに中でも奥歯が生えてくる時期(19か月から31か月)は、特に要注意です。
特にむし歯菌が付きやすく、「感染の窓」と言われてる期間です。
すごいネーミングですね。
この時期は、家族全員のご協力が大切です。
食器やお箸、コップの共有はできるだけ避けましょう。
おやつをダラダラ食べるのはさけましょう。
ご家族もブラッシングをしっかりして、歯科医院の通院もしましょう。
2018年9月12日