守山市の歯科医院(歯医者)おおた歯科こども歯科
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おおた歯科こども歯科

〒524-0044
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TEL:077-596-5630

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その治療はどのくらいもちますか?

「定期的に歯周病の治療を受けると、どのくらい歯がもちますか?」

「この保険外の被せ物を入れると、どのくらいもちますか?」

「もうしばらく来なくても良いのですか?」

「もう大丈夫ですよね?」

 

歯周病の治療、むし歯の治療ともにこのご質問を受けます。

医療側の答えは、

「分かりません」です。

治療するからには、歯科医師も歯科衛生士もできるだけ長持ちするよう、丁寧に治療をします。

それでも「分かりません」です。

 

おそらく「どのくらいもちますか?」には、

「治療を受けたのですから、ずっともたせてくださいよ」

が意味合いで含まれていると思います。

(そのようなことをおっしゃる方はいませんが。)

そのお気持ち、よく分かります。

自分の時間とお金を使って、わざわざ歯科医院に行き、お口を開けて診察を受けるのですから。

 

もう一度、言います。

そのお気持ち、よく分かります。

反対の立場だったら、私もそう思うはずです。

その上で申し上げます。

私たちのが相手にしているのは、“目に見えない菌”です。

 

例えば、セラミックやジルコニア。

これらの保険外の白い被せ物があります。

それを、箱に入れて保存しておけば、「ずっともちます」とお答えできます。

銀歯ですらそうです。

しかし、一旦お口の中に入れると、それは「人工物」から「お身体の一部」になります。

もう人工物ではありません。

唾液が入ります。砂糖が入ります。熱いもの・冷たいものが入ります。

どうしても劣化します。

 

歯もそうです。

治療した以上、元の歯に戻ることはありません。

削って小さくなっているわけですから、菌が入る余地は十分にあります。

 

例えば、歯周病。

歯石を取り、歯ぐきがきれいになったとします。

しかし、歯石はまたつきます。

1回歯石を取ってもうつかないことはありません。

再度歯石が付けば、そこに歯周病のばい菌が付く余地は十分にあります。

 

歯周病にしろ、むし歯にしろ、原因はばい菌です。

いくら歯科医師や歯科衛生士でも、ばい菌は目には見えません。

油断ができないのです。

 

ケアが悪いと、すぐに悪くなります。

歯周病になってしまったのには、原因があります。

むし歯になってしまったのには原因があります。

その原因を改善・修正しないと、再発します。

そこを無視して、長持ちさせるのは不可能であるのが現実です。

 

治療後からがスタートです。

一番きれいなのは、治療後です。

その状態を維持しましょう。

毎日の歯磨きと定期的なケアをしていきましょう。

 

2018年7月25日

 

 

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