滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。
予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。
今回は、むし歯の治療を「治療費別」に分けてお伝えします。
むし歯の大きさ、特に神経を取るか取らないかで治療費は大きく変わります。
さらに、神経を取ると再治療の回数が増えるのと、再治療までの期間が短くなります。
そして抜歯になり、また治療費がかかります。
目次
-
初期のむし歯の治療費
-
中等度のむし歯の治療費
-
重度のむし歯の治療費
-
重度のむし歯治療の繰り返しによる費用の増加
-
むし歯を予防する重要性
1. 初期のむし歯の治療費
初期のむし歯は、エナメル質(歯の1番表面の硬い部分)が溶け始めた状態です。
この段階では痛みを感じないことが多く、見た目にも気づきにくいですが、定期検診で発見できます。
治療内容と費用例:
-
フッ素塗布やシーラント(歯の溝を埋める処置)を行います。
-
保険適用の場合、コンポジットレジンという1回の治療で1,500~2,500円程度で済むことが多いです。
初期の段階で治療を行うことで、むし歯の進行を防ぎ、治療費を抑えることができます。
定期的にお越しいただける方や、歯磨きがうまくできている方は経過観察で治療をしないこともあります。
つまり、治療費はかかりません。
2. 中等度のむし歯の治療費
中等度のむし歯は、象牙質(歯の内側の層)まで進行した状態です。
この段階は、冷たいものや甘いものがしみる症状として現れることがあります。
治療内容と費用例:
-
むし歯部分を削り、詰め物(インレー)で補います。
-
保険適用の銀歯(合金)の場合、約4,000~5,000円。1回で終わるコンポジットレジンで治療することも多々あります。
-
保険外のゴールドインレーやジルコニアインレーを選ぶと、1歯につき60,000~70,000円程度がかかります。
この段階での治療は、早期発見と早期治療の重要性をご実感いただけるタイミングです。
3. 重度のむし歯の治療費
重度のむし歯は、歯髄(しずい:歯の神経)にまで炎症が広がった状態です。
この段階では強い痛みを伴うことが多く、放置すると歯を失う可能性もあります。
治療内容と費用例:
-
根管治療(歯の神経を取り除き、根の中を消毒して詰め物をする処置)が必要です。
-
保険適用の場合、約5,000~8,000円。
-
根管治療後に被せ物(クラウン)が必要となります。
-
保険適用の金属クラウン:約10,000~15,000円。
-
保険外のゴールドクラウンやジルコニアクラウン:100,000円前後がかかります。
-
重度のむし歯では、治療に時間・回数と費用がかかるため、患者さまの負担が大きくなります。
4. 重度むし歯治療の繰り返しによる費用の増加
重度のむし歯は、治療後に再発するリスクがあります。
一度治療した歯でも、詰め物や被せ物が劣化することで再治療が必要になる場合があります。
再治療の費用例:
-
詰め物や被せ物の再作製になったら:保険で数千円から、保険外では数万円以上。
-
抜歯が必要となり、インプラントやブリッジ治療が必要になることもまれではありません。
-
インプラント:1本あたり約400,000~500,000円。
-
ブリッジ:50,000~100,000円程度。
- 入れ歯:5,000~100,000円程度。
-
繰り返し治療が必要になることで、治療費がさらに増える可能性があります。
5. むし歯予防の重要性
むし歯の治療費を抑える最善の方法は、むし歯にならないように予防することです。
予防のためのポイント:
-
定期的な歯科検診(3–6ヶ月に1回)。
-
毎日の正しい歯磨きとフロスの使用。
-
フッ素入り歯磨き粉の使用やプロによるクリーニング。
- 砂糖をダラダラ採らないこと
予防に力を入れることで、患者さまの健康だけでなく、経済的な負担も軽減できます。
医療なので、あまり金銭的なことは言わないのですが、お金のことなので重要ですよね。
おおた歯科こども歯科 院長 太田貴司 (自己紹介)https://ohta-dent.com/staff.html#intyo
2025年3月17日