滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。
予防・痛くなる前の治療に力を入れています。
言われるとショックな口臭。
みんなが気になる口臭。
自分で気付くより、人から言われる方がショックですよね。
原因と対策はなんでしょうか?
【口臭の原因】
8~9割がお口の中にあります。
残り:蓄膿、胃炎、胃潰瘍、気管支炎、糖尿病、肝臓・腎臓の病気
【対策】
まずは!!
・むし歯の治療
・歯周病の治療
むし歯菌よりも、歯周病菌の方が口臭につながります。
理想は、位相差顕微鏡・PCR検査を行うことです。
この検査で歯周病菌を特定できれば、それに対する治療ができます。
・歯磨きをしっかりする
歯ブラシだけでなく、フロス・歯間ブラシ
舌にも汚れが付くので、舌ブラシがあればベストです。
食間(朝食と昼食の間、昼食と夜食の間。10時ごろと16時ごろが一般的でしょうか)はお口の中が乾きます。
食間は、うがいをするだけでも違うかもしれません。
これに勝る口臭対策はありません。
口臭が一発で治る必殺技はありません。
ただ、口臭を気にされる方は、大方むし歯もありませんし、歯周病も軽度です。
意識が高いため、その辺はきれいにされていることが多いです。
東京医科歯科大学が発表しています。
「口臭を無くす一番の方法は、食事をすることである」と。
口臭を気にする人ほど朝食を抜く傾向にあります。
食べたものが口臭に影響します。
洋食、動物性たんぱく質(牛肉、豚肉、鶏肉、チーズ)は口臭につながります。
加えて、唾液の流れが止まると、口臭になります。
そのため、水を1日のうちで定期的に摂ることも大切です。
朝食を摂らないことも、水分が入らないので口臭につながります。
喫煙は、口呼吸になってしまうので、お口の中が乾燥し、口臭につながります(鼻呼吸が正常です)。
さらにニコチンやタールで口呼吸になります。
「水」と書きましたが、他の水分はどうでしょうか?
緑茶、ウーロン茶、紅茶、コーヒーは水分が減るため、かえって口臭になると言われています。
アルコールは、分解するのに水分が必要です。
アルコールも口臭になります。
ココアは、口臭対策になります。
【アルコールでの口臭には】
・ビールは1本、お酒は2合を目安に。
・休肝日を作る。週1日は最低。
・寝る4時間前は飲酒しない。
特に寝酒はお口が乾燥し、口臭に。
・アルコールと同じ量もしくは、通常よりも多くの水を。
・アルコールを飲んだら、最後に水を飲む。
生活リズムが夜型の人は、朝型の人にくらべて口臭があります。
太陽を取り入れて、身体をリセットすることも効果的です。
おおた歯科こども歯科
院長 太田貴司
2017年12月20日