保険外の治療のイメージは「高い」というものでしょう。
「あの歯医者に行ったら、あんな高い治療を勧められた。」
ネガティブなイメージもあるかもしれません。
しかし、より良い医療が提供できますので、隠すわけにもいきませんし、保険外診療を求める方もいらっしゃいます。
保険外診療は、国が定めた材料・治療以上のことをしますので、保険に比べると高価です。
実際に「高い」には理由があります。
①型を採る材料が違います
保険:アルギン酸、寒天
変形しやすい
将来的に、見えない隙間からむし歯になってしまう可能性がある。
外れてしまう可能性がある。
保険外:シリコン
限りなく隙間を最小限にできる。
再度のむし歯や、外れてしまうリスクを減らすことができる。
②接着剤の違い
保険 :イメージは木工用ボンド
外れにくくする必要があるため、削る量が多くなりがち。
ボンドではまっているだけ→保険外治療よりは外れやすい
保険外:イメージは瞬間接着剤
削る量は最小限です。
しっかりくっつきます
③材質の違い
保険:銀合金、パラジウム、硬質レジン
金属が徐々に溶け出し、歯ぐきが変色する可能性があります。
アレルギーの原因になり得ます。
保険外:金合金、超硬質レジン、セラミックス、ジルコニア
アレルギーになりにくい/ならない。
セラミックやジルコニア:プラークがつきにくい。→再度のむし歯になりにくい。
溶け出すことはありません。
④お一人にお取りする時間
保険:約30分
保険外:約2倍のお時間をお取りできます。
⑤選択できるか
保険 :1種類ないし、2種類
保険外:5種類から8種類ほどから何を優先するかで選択できる。
⑥技術
保険では認められていない、最新の治療・技術を提供することができます。
保険の治療内では神経を取らないといけない・抜歯をしないといけない・入れ歯にしないといけない
といった限られた選択肢から抜け出し、可能性を広げることができます。
可能性が広がれば、歯を残したり、入れ歯を避けたり、歯を白くできたり、よりお一人お一人のニーズに応えや
すくなります。
それぞれの考え方、価値観は十人十色です。
保険外診療の話が出たら、むげにせず、一度向き合ってスタッフとお話をしても良いかもしれませんね。
2017年12月13日