気持ち悪いですよね。
それはドライマウスかもしれません。
ドライアイと同じです。
お口の中が渇く症状です。
こんな症状で悩んでいませんか?
口が渇いてしまう
のどが渇いてしまう
口の中がネバネバして気持ち悪い
口の中が赤くなる
舌がつるつるになっている
パンやビスケットなど、乾いたものが食べにくい
味覚が変
目と口が乾く
口角(両口の脇)が荒れてしまう
胃、腸の調子が悪い
夜、のどが渇いて目が覚めてしまう
口臭がある、指摘される
入れ歯で口の中が傷つきやすい
皮膚が乾燥する
指先が冷たくなる
ドライマウス・口腔乾燥は30歳以上の女性に多くみられます。
日本で約3000万人いると推定されています。
(潜在患者数)
原因は多岐に渡り、なかなか対処の難しい症状です。
ドライマウスの原因
糖尿病
腎臓の病気など
内服している薬の副作用
口呼吸
・口呼吸……鼻の病気、歯並びで唇が閉じれない、口の周りの筋肉の低下(高齢者)
・夜間口腔乾燥……睡眠中の口呼吸、いびき、歯ぎしり、かみしめ
・寝たきり
喫煙
唾液腺の機能の低下(シェーグレン症候群、放射線治療、手術後や外傷)
ストレス
加齢による筋力の低下
中枢や末梢の神経障害
唾液分泌を促進する薬
服用してはいけない方:
心臓疾患、気管支ぜん息・慢性閉塞性疾患、消化器および膀胱頚部閉塞、てんかん、パーキンソン病、虹彩炎
唾液分泌促進薬(シェーグレン症候群と放射線治療には保険適応があります)
サリグレン®、サラジェン®
シェーグレン症候群によるドライマウス、放射線治療後のドライマウスには診断が必要です。
(病院の口腔外科、医科からの診断)
唾液腺のトレーニング
粘膜の疾患
うがい薬
保湿剤
【質問】保湿剤はうがいの代わりに用いるのですか?
そうではありません。唾液分泌が少ないと口の中が不潔になりやすいので、ドライマウスの患者さんは
時々うがいをする必要があります。
うがいができない時や、あまりにも頻繁にうがいをしなければならないので大変だ、という方に保湿剤は便利 です。
保湿剤だけだと口腔内が不潔になるので、気をつけて下さい。
うがい薬、ジェル、スプレー
上記の保湿剤とドライマウス用の装置(マウスピース)との併用は、さらに効果があります。
マウスピースの内側に保湿剤を入れて、長時間作用させることができます。
【年齢と共に、唾液は減りますか?】
加齢による生理的な変化は比較的少ないとされています。
それよりも、疾患や薬剤の副作用、筋力の低下が関係していると考えられます。
2017年12月6日