滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長、歯科医師の太田貴司です。
予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。
今回は、スポーツをする患者さまにぜひ知っていただきたい「スポーツ用マウスガード」についてお話しします。
スポーツ中の怪我から歯や口腔を守るため、歯科医院で作るオーダーメイドのマウスガードについてお伝えします。
当院でも需要があり、作製の実績があります。
目次
- スポーツ用マウスガードとは?
- 市販品と歯科医院で作るマウスガードの違い
- マウスガードが必要な理由
- 歯科医院で作るマウスガードの作成プロセス
- お手入れ方法と注意点
- おおた歯科こども歯科での取り組み
1. スポーツ用マウスガードとは?
スポーツ用マウスガードは、お口の中に装着して歯や顎(あご)を衝撃から守るマウスピースです。
特に、接触の多いスポーツ(ラグビー、サッカー、バスケットボールなど)や、転倒のリスクがあるスポーツ(スケートボード、自転車競技など)では、マウスガードの使用が推奨されています。
2. 市販品と歯科医院で作るマウスガードの違い
市販品のマウスガードも手軽に購入できますが、歯科医院で作るオーダーメイドのマウスガードには以下のような違いがあります。
市販品の特徴
- サイズが一定で、個々の歯や口腔の形にフィットしにくい
- 長時間の使用で違和感が出やすい
- 衝撃を十分に吸収できない場合がある
- 安価
- 歯科医院に行く必要がない
歯科医院で作るオーダーメイドの特徴
- 個々の歯型をもとに作成するため、口にぴったりフィットする
- 衝撃を効率よく分散し、歯や顎をしっかり保護する
- 呼吸や会話がしやすい設計
- 保険外診療になる
患者さまの安全性と装着感を考えると、歯科医院で作るオーダーメイドのマウスガードが圧倒的におすすめです。
3. マウスガードが必要な理由
① 歯や顎を守るため
スポーツ中の衝撃で歯が欠けたり、折れたりするリスクを軽減します。また、顎の骨折や口内の切り傷も防ぎます。
② 脳への衝撃を軽減
頭部への衝撃が歯や顎を通じて伝わると、脳震盪(のうしんとう)を引き起こすことがあります。マウスガードを装着することで、このリスクを減らせます。
③ パフォーマンス向上
オーダーメイドのマウスガードはフィット感が良く、集中力を妨げません。呼吸や会話もしやすいため、スポーツ中のパフォーマンスを維持できます。
4. 歯科医院で作るマウスガードの作成プロセス
① 初診とカウンセリング
患者さまのスポーツ種目や装着目的をヒアリングします。
スポーツの種目によって、作製するマウスガードの厚みや金額が変わるためです。
② 型採りをする
型取り材を使って、患者さまの歯型を正確に採ります。
色味、厚みをお選び頂きます。
③ マウスガードの製作
歯科技工士が患者さま専用のマウスガードを作成します。
④ フィッティングと調整
完成したマウスガードを装着し、フィット感を確認しながら微調整します。
5. お手入れ方法と注意点
① 使用後は洗浄する
スポーツ後は流水で洗い、清潔に保ちましょう。専用の洗浄剤を使うとさらに効果的です。
② 高温を避ける
直射日光や高温になる場所(車内など)に置くと変形することがあります。
③ 定期的に歯科医院でチェック
成長期の患者さまや、使用頻度が高い場合は定期的にフィット感を確認しましょう。
6. おおた歯科こども歯科での取り組み
安全のため、患者さま一人ひとりの歯型に合わせたオーダーメイドのマウスガードを提供し、安全で快適なスポーツライフをサポートします。
スポーツ中の怪我が心配な方や、マウスガードについて詳しく知りたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
太田貴司が作製したスライドをご用意しておりますので、それを基にご説明いたします。
おおた歯科こども歯科と連携している技工士の意見や資料も揃えております。
おわりに
スポーツ用マウスガードは、スポーツ中の安全を守るだけでなく、パフォーマンス向上にも役立つ重要なマウスピースです。
おおた歯科こども歯科 院長 太田貴司
(自己紹介)https://ohta-dent.com/staff.html#intyo
2025年4月28日