守山市の歯科医院(歯医者)おおた歯科こども歯科
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フッ素の力

毎日歯磨きを頑張っても、歯ブラシが届きにくい部分はあります。
奥歯のかみ合う面の溝や、歯と歯の間です。

残念ながら、熱心な歯磨きと砂糖の制限のみでは、むし歯の予防は難しいです。

実は、歯の表面は1日中同じ硬さではありません。
溶ける(脱灰)・硬くなる(再石灰化)がシーソーみたいに、常に繰り返されています。

そこでフッ素です。
フッ素の塗布は、むし歯の予防のために行われます。
乳歯や生えて間もない永久歯に効果があります。
生えて何年、何十年も経った永久歯にフッ素を塗ってほしい、とご希望の方もいらっしゃいます。
塗布はさせて頂いておりますが、効果はあまり望めないでしょう。

生えたて、生えて数か月以内が勝負です。
一番効果がある時期だからです。
その時期にフッ素を塗りましょう。

乳歯は柔らかいので、定期的な塗布が良いでしょう。
3~4か月に1回が推奨されています。

フッ素の塗布
①歯ブラシや歯科用のブラシで歯を磨きます。
 歯をきれいにされている方は、そのままフッ素を塗ることもあります。
②歯ブラシでフッ素を塗布します。
③通常は、30分ブクブクうがいを控えて頂きます。
 お食事や飲み物も、30分控えて頂きたいです。

乳歯や生えたての永久歯は、むし歯になりやすいです。
乳歯は軟らかいため。
生えたての永久歯も軟らかいためです。
唾液などを取り込み、徐々に硬くなるのです。

ブラッシングだけでは、なかなかむし歯を予防しにくいです。
フッ素を塗布することで、歯の表面のエナメル質が強くなります。
酸に対する抵抗力も付きます。
むし歯の予防になるのです。

一度に大量に飲み込んでしまうと中毒になる可能性があるので、お気を付け下さい。
もし飲み込んでしまったら、牛乳を飲ませ、医師に対診をして下さい。
と言いましても、歯磨き剤のチューブ1本を丸々飲んだとしても、中毒にはならない量です。
1本を丸々飲む、ということはまずないでしょう。

フッ素には賛否両論あります。
頑なにフッ素を拒まれるお母様もいらっしゃいます。
そのお考えを否定はしません。

むし歯予防は、フッ素が全てではないからです。
万能薬ではありません。
そのような方はしっかりとブラッシングを徹底しましょう。
そして、砂糖のコントロールも大切です。
お菓子ですね。
どれだけ歯磨きをしっかりしていても、砂糖の量が多ければむし歯になります。

日々、診療をしているとフッ素を塗っていないお子さまの方がむし歯が多い、というのも実感しています。
どうぞ歯を大切にしましょう。

2017年9月27日

 

 

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