全国に歯科医師は何人いるの?
日本全国に、歯科医師は103,972人います(2014年12月31日の時点で。日本歯科医師会より)。
男女比は、男性80,544人、女性23,428人で77:23です。
歯科“医院”自体は、69,409医院あります(2016年5月時点)。
69,409医院あっても、歯科医院の規模は本当に様々です。
一番多い規模の歯科医院は、「歯科医師が1人で診療台が2台・3台」の医院です。
この規模が半数近くを占めます。
対して、一件の歯科医院に歯科医師が10人以上在籍し、診療台が15台以上ある医院もあります。
2階建ての歯科医院もあります。
分院を展開し、数件の歯科医院を経営している先生もいらっしゃいます。
この辺は、院長先生の考え方や、地域の需要にも左右されます。
大きく事業を展開して、できるだけ多くの方を救いたい先生。
全国レベルの知識と技術で、1日4~5名に絞って、お一人1~2時間をかけて、じっくり治療したい先生。
どちらも正解です。その先生が理想とする開業を実践している限り、理想の職業です。
さて、歯科で頻繁に挙がる疑問があります。
それは「歯科医院はコンビニエンスストアより多いの?」です。
実際のところはどうなのでしょうか。
答えは、「Yes」です。
コンビニエンスストアは、50,743店です。(歯科医院は、69,409医院)
僅差ではなく、歯科医院の方が断然に多いです。
確かに車で少し走るだけで、歯科医院がどんどん見えてきます。
本当に多いです。
“コンビニに寄りたいなぁ”と車を走らせているのに、見つかるのは歯科医院ばかり!!と言っても過言ではないかもしれません。
東京や大阪など大都市圏は、四つ角全てが歯科医院という場所もあります。
コンビニエンスストアより歯科医院が多いことが分かりましたが、果たしていつから歯科医院の方が多いのでしょうか?
どこで逆転したのでしょうか?
答えは、「最初から歯科医院の方が多い」です。
つまり、歯科医院の方が、コンビニエンスストアより多くて当然なのです。
日本初のコンビニエンスストアは、1971年。
日本初の歯科医師は、1875年の小幡英之助さんです。
歯科医院とコンビニエンスストアの歴史は、100年の違いがあります。
どちらが必要とされているのか、分かりますよね。
医療である、歯科医院です。
しかし、過密になっているは事実。
コンビニエンスストアより歯科医院の方が多いは多いのですが、あまり意味のない質問であるかなぁと考えています。
ご自身が気に入る歯科医院・歯科医師を見付けて頂ければ、と思います。
2018年3月21日