歯科用の樹脂、プラスチック
レジンと呼びます。
歯科医院では、一番頻繁に使われる材料かもしれません。
皆さまに表現する際は、「樹脂」とか「プラスチック」とお伝えしています。
用途が多く、色々な場面で使われますのでご紹介いたします。
①むし歯の治療に使うレジン
“コンポジットレジン”と呼ばれます。
むし歯の部分を削って、そこを埋める際に使用します。
接着剤を歯に塗り、光を当て固定します。
その後、コンポジットレジンを詰め、もう一度光を当てると固まっています。
色は「A1」「A2」「A3」「A3.5」「A4」
「クリア色」
オペークの「A1」「A2」「A3」「A3.5」「A4」など多種多様です。
ご自身の歯の色に合わせて詰めます。
硬さも、チューブから出るような軟らかいものや、パテのような硬いものがあります。
②入れ歯に使うレジン
入れ歯の赤い部分にもレジンが使われます。
このレジンは、コンポジットレジンが光で固まるのに対し、熱で固まります。
入れ歯の人工の歯にも使われます。
③仮歯に使うレジン
液と粉を混ぜるタイプのレジンです。
仮歯自体を作ったり、仮歯の形を整える時に使います。
種類は通常1種類です。
④前歯の被せ物に使うレジン
前歯に入れる、いわゆる差し歯の白い部分です。
金属の被せ物にレジンを貼り付けます。
レジンは応用が効くため、毎日使いますし、今後もどんどん進化していくでしょう。
2017年5月24日