新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。
予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。
コロナウイルスもいまだ猛威を振るっていますが、くれぐれもお気をつけてお過ごしくださいませ。
当院も万全の体制で診療を行っておりますのでご心配なく、ご来院ください。
お正月といえば、、お餅を食べる方も多いと思います!
今回は、お餅を食べて歯の詰め物が取れたときの対処法 についてご紹介します。
●お正月にお餅を食べるのはなぜ?
そもそも、どうしてお正月にお餅を食べるのか知っていますか?
その由来は、平安時代に宮中で行なわれていた正月行事「歯固めの儀」にさかのぼります。
「歯固めの儀」は、お正月に1年の健康長寿を願って鏡餅や大根などの固いものを食べる儀式のこと。
丈夫な歯を保つことが健康長寿につながると、その頃から考えられていたのですね。
●歯の詰め物が取れてしまう原因は・・?
普通はお餅を食べるだけで詰め物が取れることはほとんどありませんが、
年数が経過して詰め物や接着剤が劣化していたり、むし歯などで詰め物と歯に隙間ができてしまったりすると起こるようです。
●詰め物が取れた場合の対処法は?
できるだけ早くかかりつけの歯科医院に行くことが大切です。
取れてしまったところは、象牙質が露出していたりしてむし歯になりやすい部位です。
特に痛みなどがなくても、できるだけ早く歯科を受診しましょう!
また、元の位置に戻るのであれば自分で入れても良いのですが、
すぐ取れるようでしたら、歯や歯ぐきを傷つけたり、飲み込んでしまうなどの危険もありますので、無理はしないでください。
●詰め物が取れてから、受診するまでにやってないけない事は?
以下の4点は注意してください。
➀硬い食べ物を食べない
歯が欠けたり割れたりすることがあるため、硬い食べ物は避けましょう。
また、できるだけ詰め物が取れた歯を使わないように食事をしましょう。
②熱いもの、冷たいものの飲食
しみたり痛みを感じることがあるので、熱いものや冷たいものは控えましょう。
③自分で接着剤でつけない
歯科用でない接着剤を使用して元に戻してしまうのは、歯や詰め物を傷めてしまったり、むし歯や歯ぐきの炎症を引き起こすことにもなりますのでやめましょう。
④詰め物が取れたまま放置はダメ!
詰め物が取れてしまうと、歯の内部がさらされて冷たいものや熱いものなどの刺激で痛みを生じることがあります。
また特に症状がなくても、むし歯のリスクを高めるだけでなく、神経を痛めてしまい、最悪の場合には抜歯しなくてはいけなくなることもあります。
かかりつけの歯科医院を受診しようと思ったら、お正月休みで開いていないということもあるかもしれません。
痛みがある場合などは、各地の歯科医師会が開設する休日歯科診療所などで応急処置をしてもらうこともできます。
後日必ず、かかりつけの歯科医院へ行きましょう。
定期的に歯科医院で検診を受けていれば、詰め物の劣化や不具合にも対応してもらえるため、突然詰め物が取れることを予防できます!
日々のお口のケアや定期検診を大切に、丈夫な歯でおいしいものをたくさん食べて、
今年も健康に過ごしたいですね!
おおた歯科こども歯科 院長 太田貴司
(自己紹介)https://ohta-dent.com/staff.html#intyo
2023年1月1日