滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 おおた歯科こども歯科では、予防歯科、痛くなる前の治療、歯周病の治療に力を入れています。 今回は、「お口の中に色々なな種類の金属が入っているとどうなるのか」についてお話しします。 詰め物や被せ物の素材に関して疑問を持たれている患者さまも多いのではないでしょうか。 それが多くの種類が入っているとどうなるのかお伝えします。 目次 お口の中に使われる金属の種類とは? 異なる金属が混在することで起こるリスク 金属アレルギーの可能性について メタルフリー治療のすすめ 安心して治療を受けるために 1. お口の中に使われる金属の種類とは? 歯科治療で使用される金属には、いくつかの種類があります。代表的なものは以下の通りです。 金合金: 耐久性が高く、人体への影響が少ないため、安心して使用できます。 銀合金:いわゆる「銀歯」に含まれます。 アマルガム: 昔から使われてきた素材で、現在ではほとんど使用されていません。 ニッケルやクロム: 一部の被せ物や入れ歯のフレームに使用されますが、アレルギーを引き起こす可能性があります。 これらの金属は、それぞれ特性が異なり、治療の目的や部位に応じて使い分けられています。しかし、お口の中に複数の金属が混在すると、思わぬ影響を及ぼすことがあります。 2. 異なる金属が混在するこ …続きを読む
2025年3月31日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 おおた歯科こども歯科では、予防歯科、痛くなる前の治療、歯周病の治療に力を入れています。 今回は、歯科医院で塗布するフッ素の安全性について解説します。 個人的な感覚では、50~100人にお1人、「フッ素は嫌」「フッ素が怖い」「フッ素が安全か分からない」と言われ、塗布を希望されません。 安全なものであるのでそれについてお伝えします。 目次 フッ素とは?自然界との関係 歯科で使われるフッ化ナトリウムとは? フッ素の安全性と役割 患者さまが安心してフッ素を利用するために フッ素を活用した予防歯科のすすめ 1. フッ素とは?自然界との関係 フッ素は、自然界に広く存在する元素のひとつです。 学校で習った「F」ですね。 私たちの身の回りには、常にフッ素が含まれています。 例えば、土壌、水、植物、そして海水にも微量ながら含まれているのです。このことからも、フッ素は自然に存在し、私たちの生活と切り離せない存在といえます。 歯科で使用されるフッ素も、自然界のフッ素を基に作られたものです。 日常的に摂取している水や食品にも含まれているため、特別なものではありません。 それでも「フッ素は大丈夫?」と不安を抱く方がいらっしゃるかもしれません。 そこで、次の章では「フッ化ナトリウム」について詳しく解説します。 2. 歯科で使 …続きを読む
2025年3月24日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 今回は、むし歯の治療を「治療費別」に分けてお伝えします。 むし歯の大きさ、特に神経を取るか取らないかで治療費は大きく変わります。 さらに、神経を取ると再治療の回数が増えるのと、再治療までの期間が短くなります。 そして抜歯になり、また治療費がかかります。 目次 初期のむし歯の治療費 中等度のむし歯の治療費 重度のむし歯の治療費 重度のむし歯治療の繰り返しによる費用の増加 むし歯を予防する重要性 1. 初期のむし歯の治療費 初期のむし歯は、エナメル質(歯の1番表面の硬い部分)が溶け始めた状態です。 この段階では痛みを感じないことが多く、見た目にも気づきにくいですが、定期検診で発見できます。 治療内容と費用例: フッ素塗布やシーラント(歯の溝を埋める処置)を行います。 保険適用の場合、コンポジットレジンという1回の治療で1,500~2,500円程度で済むことが多いです。 初期の段階で治療を行うことで、むし歯の進行を防ぎ、治療費を抑えることができます。 定期的にお越しいただける方や、歯磨きがうまくできている方は経過観察で治療をしないこともあります。 つまり、治療費はかかりません。 2. 中等度のむし歯の治療費 中等度のむし歯は、象牙質(歯の内側の層 …続きを読む
2025年3月17日