滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 今回は、「紙タバコと電子タバコ、歯周病にとってどちらがより悪い?」についてお伝えします 「紙タバコを止めることができたので、今は電子タバコを吸っています」というのは、本当にお身体にとって効果的なのでしょうか? 目次 1.歯周病とは? 2.紙タバコが歯周病に与える影響 3.電子タバコが歯周病に与える影響 4.どちらがより歯ぐきに悪いのか? 5.まとめと太田貴司からのアドバイス 1. 歯周病とは? 歯周病とは、歯を支える骨や歯ぐきが炎症を起こし、徐々に壊れていく病気です。 進行すると、歯がグラグラしてきて、最終的には抜けてしまいます。 原因は、歯の表面にたまったプラーク(歯垢:しこう)という細菌のかたまりです。 この細菌が歯ぐきに炎症を引き起こし、進行すると歯を支える骨まで溶かしてしまいます。 歯周病は、初期段階では痛みが少ないため、気づかないうちに進行してしまうのが特徴です。 歯周病、というと皆さま「歯ぐきの病気」とイメージされます。歯ぐきが腫れたり、出血したり、膿が出たり、赤くなったり。 しかし、真の歯周病は「骨の病気」です。歯を支える骨が溶けます。顎の骨が溶けてしまうのです。すると、歯を支えられなくなり歯が抜け …続きを読む
2025年12月7日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。 予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 今回は、「血糖のコントロールと歯の喪失(そうしつ:歯を失うこと)本数の関係」についてお話しします。 実は、血糖値と歯の健康は、思った以上に深く関係しています。 全身疾患と歯の健康、という意味では糖尿病が一番深いかかわりがあると考えています。 糖尿病のある患者さまは、将来的に歯を失うリスクが高いと言われています。それは重度であればあるほどです。l 今回のブログは、歯科業界だけではなく、医科も意識が向いているとても大切な記事です。 ご自身やご家族の健康のために、ぜひ最後までお読みください。 目次 1.血糖コントロールとは何か? 2.糖尿病と歯周病の深い関係 3.歯周病が進むと歯を失う理由 4.血糖値と歯の喪失本数の研究結果 5.歯を守るために今日からできること 6.歯科医院での定期的なケアが大切な理由 7.ご家族みなさんで歯を守る習慣を 1. 血糖コントロールとは何か? 血糖コントロールとは、血液の中の糖(とう)=ブドウ糖の量を適切にコントロールすることを指します。 食事、運動、薬などで、血糖値が上がりすぎないようにコントロールすることが大切です。 血糖値が高い状態が続くと、全身の血管や神経に負担がかかります。 短期的に見 …続きを読む
2025年11月30日
滋賀県守山市古高町にある歯医者、おおた歯科こども歯科の院長 歯科医師の太田貴司です。予防・痛くなる前の治療・歯周病の治療に力を入れています。 今回は、高脂血症について、そして歯周病と高脂血症の関連についてお伝えします。 高脂血症にフォーカスしたのは理由があります。 それは、私太田貴司が家族性の高脂血症があり、関心があるからです。 定期的に内科に受診をし、内服しています(アトルバスタチン錠5㎎という薬です) 心筋梗塞や狭心症は、怖い病気というイメージがあると思います。 しかし、高脂血症もあまり甘く見てはいけない病気なのです。 【目次】 高脂血症とは? 歯周病とはどんな病気? 高脂血症と歯周病の意外な関係 なぜ高脂血症があると歯周病が治りにくいのか? 歯周病予防のために今できること まとめ 高脂血症とは? 高脂血症(こうしけっしょう)とは、血液中の脂肪(コレステロールや中性脂肪)が多くなっている状態です。放っておくと、動脈硬化(どうみゃくこうか)や心臓病のリスクが高まります。 動脈硬化や心臓病は、急変し命に関わる病気です。 現代では、食生活の変化や運動不足によって、若い人にも見られるようになりました。自覚症状がないため、検診で初めて気づく方も多いです。 歯周病とはどんな病気? 歯周病(ししゅうびょう)は、歯を支える骨や歯ぐきに炎症が起こる病気です。細 …続きを読む
2025年11月23日











