滅菌されていないとどうなるのか?
削る器具に、前の患者さんの唾液や血液が残っているということです。
前の患者さんだけではありません。前の前、前の前の前・・・、と続きます。
唾液や血液は、アルコールで拭けば、一見見えません。しかし、アルコールで殺菌はできません。
前の患者さんの唾液・血液を隠しているだけです。
「前の患者さんの唾液や血液が残っている道具を使われる」
想像しただけでも苦痛です。
汚れた道具を使っても、治るものも治りません。むしろ、感染症を増やしているだけです。
当院は、削る道具は全てお一人ごとに滅菌をして、きれいな状態で治療をします。
当院の滅菌対策
滅菌設備 高圧蒸気滅菌器
通常一般の歯科医院では行われないレベルの洗浄、消毒・滅菌を行います。
歯を削るための器具の内側に付いた体液の洗浄と滅菌や、一般検査器具類の滅菌など、安全安心の消毒滅菌器です。
従来の滅菌器では、水タンクに規定量の水を入れ、この水の一部を使用し滅菌を行います。 滅菌終了後の水はタンクに戻り、次の滅菌時にふたたびタンク内の一部の水が利用される・・・と言う工程を繰り返します。
これを何回も繰り返した後、2週間に1回新しい水と入れ替えます。 当院ではこの再利用される水にも注意して、滅菌に使用する水が使い捨てされる滅菌器を導入しており、一度使用した水は再利用いたしません。
滅菌設備 カセットオートクレーブ
上記の滅菌器と同様、高圧蒸気で滅菌を行う、カセットオートクレーブです。
歯を削る道具など、中が空洞になっているものもその内側まで滅菌を行います。
滅菌する道具
削る道具
お一人ごとに交換し滅菌するため、数が必要です。
バー・ファイル
1回の治療で全て使うわけではありませんが、使わなかったものでも、お一人ごとに滅菌します。
診療器具
それぞれパックを組んで、滅菌器に入れます。滅菌後は、お一人ごとに使用直前に開けます。
徹底した滅菌は、はっきり言うと大変です。手間がとてもかかります。
しかし、自分が受けたい治療を追及すると、「お一人ごとに滅菌した器具」にたどり着きました。
滅菌や使い捨ては、普段は表に出ない分野ですが、当院の大きなこだわりの一つです。
しかし、自分が受けたい治療を追及すると、「お一人ごとに滅菌した器具」にたどり着きました。
滅菌や使い捨ては、普段は表に出ない分野ですが、当院の大きなこだわりの一つです。