

小学校時代から大人しい性格でした。
走ることは好きなのですが球技が苦手で、ドッジボールやサッカーなどは自分の方にボールが回ってくると、思わず逃げてしまっていました。
幼稚園から習っている水泳では学校の指定選手になったり、また50m走やマラソンも速い方でした。
長男ということもあり、私の歯科医師への道は同じ歯科医師である父から義務化されていました。
「そうなんだ。僕は歯医者になるんだ」くらいに思っていました。
水泳は続いており、一日のうちで多い時は朝練で泳いで、体育の授業で泳いで、放課後の部活で泳いでの全盛期でした。
いくら泳いでも疲れず、どんどん自己ベストタイムも上がるので、本当に楽しい時期でした。
市での大会では上位なのですが、県大会になると成績は中間になり、「上には上がいるのだな~。あと1秒速かったらな~」と思っていました。
思うだけだったので、そこ止まりでした。
このころからもっと高い志を持っていれば、いいところまで進んでいたのかもしれません(オリンピック???)。
ウォークマンで音楽を聴くことが好きでした。
音楽を聴きながら登校したり、家ではウォークマンを耳に入れながら寝てしまったこともよくあります。
部活は変わらず水泳部です。
中学生の時と変わらず競争心・向上心はそこまでありませんでした。
進路については、念願の歯学部に入ることができました。
ホッとしたことを覚えています。
ある日何気なく、友達とボウリングに行きました。
勝負という勝負ではなくただのレジャーだったのですが、その友達に負け非常に悔しい思いをしたのを今でも覚えています。
「勝ちたい」という気持ちで、その日のうちにボウリング部キャプテンに電話。その場で入部をしました。
いざ始めると、ボウリングがこんなに奥深いとほ思ってもいませんでした。
ボールの持ち方、立ち位置、指の使い方、目線‥‥。
最初は「友達に勝てればいいや」と思っていたのが、どんどんのめり込みました。
プロボウラーに教わり、ビデオカメラで自分のフォームをチェックし、改善。
ボウリング雑誌を買ったり、大会で経験を積んだりと一足遅い青春時代を過ごしていました。
大会を掛け持ちした日は、1日10ゲーム以上ボウリングです。
これまではのほほんとした性格でした。
しかし、このころから悔しいとか向上したいとか、遅いのですが、そのような感情がより強くなっていきました。ボウリングきっかけですが・・・。
水泳はジムに週1~2回通って、現在も続けています。
そのおかげで身体は割と丈夫なので、昔からやっていて良かった事ばかりです。
歯学部に入ったからには歯科医師にならないといけないので、5年生になると猛勉強を開始し歯科医療に対する興味も出てきました。
歯に対する知識も増えてきたので、
・こうすれば治る
・こうすればかむ機能を取り戻すことができる
・こうすれば食事をすることができる
などの知識が増えてきました。そしてその治療をしてみたいと思うようになりました。
勉強の甲斐あり、無事歯科医師の免許を取得できました。
父が嬉し泣きをした事を母から聞き、陰ながら応援していてくれたのが嬉しかったです。
歯科医師になると進路が多数あります。
つめる、小児歯科、根の治療、義歯、かぶせる、外科など。
私自身、全身麻酔で親知らずを抜いてもらった経験があり、外科の道へ進みました。
大学病院や市民病院でお世話になり、命を預かる医療にも携わりました。
そこでは血圧や呼吸、血液データなどから患者さんの状態を読むといった、歯科医師ではなかなか経験できないことを学び、大変勉強になりました。
研修が終わるころには、『来院された方に“かめる喜び”のお手伝いをしたい』、という気持ちが強くなりました。
入院中の患者さんは、特にお食事に苦労をされます。
お口のケガや手術の後で、傷口があるからです。
そのような方にお力になれたことが“かめる喜び”のお手伝いをしたい、という気持ちにつながっています。それは今でも変わりありません。
その後は開業医にてお世話になり、現在に至ります。
歯科医師になりたてのころは、しっかり削って被せて終了。
でも中には経過が思わしくなかったり、歯ブラシがうまく行き届かないと虫歯の再発といった事を経験し、何かが違うと感じました。
外部の講習会で勉強すると、非常にハイレベルで治療される先生も多々みえ、大変勉強になりました。
ただ、それも一生もつかと言えば、そうではありません。
5年後、10年後の経過を見せてもらうと、同じところがむし歯になってしまったり、神経の治療をした歯は悪くなってしまうこともあります。
全部が全部、というわけではありませんが、全く削っていない歯に比べると弱ってしまうのです。
虫歯や歯周病になってしまったら、丁寧に治療することは大切で必要で、これからも勉強していかなければいけません。
それは当たり前なのですが、もっと大事なことがあるのでは……と思っていました。
それが決定的になった出来事をお伝えします。
歯科医師になった直後はきちっと削って、詰めて、私も患者さんも満足していました。
しかし、どうしても全く削っていない健康な歯と比べると、大きな治療をした歯ほど寿命は短いことに気付いていました。
これはある初診でみえた方のお話です。
「むし歯ができたので治療をして欲しいです。冷たいものにしみます。いつもしっかり治療を受けていますので、よろしくお願いします。」と。
歯科医師やスタッフは、お口を見る前に来院者のお話からどんな歯の状態か想像します。それから実際にお口の中を見て、自分の想像と照らし合わせます。
私の想像は、「小さなむし歯がたまたまそこにできたのだろう。きっとすぐに治療できる」でした。
礼儀正しくきちっとした方で、とても歯に関心があるように見えたのも大きな要因です。
しかしいざお口の中を見てみると、歯と歯の間の大きなむし歯で、ぽっかりと大きな穴が開いていました。レントゲンでその虫歯は神経にまで進行していました。
他の歯には、自由診療の高価な白い被せ物が多数入っていました。
その歯の多くはすでに神経がなく、さらに多くの被せ物の下にむし歯ができていました。
歯も失ってブリッジになっているところもありました。
大半の被せを外して、再治療をしなければむし歯がさらに進行してしまいます。
その時、私は思いました。
「こうなる前に予防はできなかったのだろうか」
と。
確かに被せるなら、きれいな白い歯の方が理想です。
しかし、どんなに理想的なきれいな歯でも神経は戻ってきません。
被せるためには歯を大きく削らなくてはいけません。
多くの歯が犠牲になりますし、患者さん本人にも度重なる通院、という労力が必要です。
歯ブラシがきちんと当たっていないと、その繰り返しです。
「患者さん自身がむし歯に気付いた時点で治療を受けに来てもらう」だけでは足りない。
「患者さんでは気付きにくい初期のむし歯があるかないか、専門家に調べてもらう」「むし歯にならないようにする」ことも大切です。
強い想いも生まれました。
「むし歯は今まで通り全力で治療をする。そして、それ以上にむし歯にならないように力を入れていこう」と。
「“むし歯→治療→むし歯→治療”のサイクルを止めないと、将来多くの歯を失ってしまう」と。
健診・チェックは数か月ごとの来院になります。
その継続が、のちのち多くの歯の寿命を延ばすことにつながります。
多くの患者さんはその歯が今どんな状態なのか、どうしてそのようになったのか御存知ありません。
そして、治療後今後どうなる可能性があるか御存知ありません。
ただ話すのではなく、御理解頂けるような説明をするよう努力します。
「何回も通って終了したから大丈夫!」
大きな治療になった歯ほど健診をして大切にしていきましょう。


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ホームページをご覧頂きありがとうございます。私が大切にしていること、それは患者さんの立場になって考えることです。少しでも不安、心配がなくなり当院に通ってもらえるようにお声をかけさせて頂きます。よろしくお願いします。

何でもこなすオールマイティな衛生士です。
9月から医院を助けてくれているので、ほぼオープニングスタッフです。
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