当院では、小児歯科だけではなく、妊産婦の方にも気楽に通って頂けるよう配慮をしております。
妊娠前後から出産1年の妊産婦を対象としております。
治療内容に特別な違いはありませんが、治療する時期や使用するお薬にできるだけ負担の少ない方法を選択し、出産や出産後の生活に集中して頂けるように心がけています。
●レントゲン:
感受性が高い妊娠初期(15週まで)はできるだけ避けます。
撮影時は、より安全なデジタルレントゲン撮影で、さらに鉛エプロンを着て頂くため、影響はほぼありません。
医学上必要であれば、撮影させて頂いた方が良いかもしれません。
●お薬:
お身体に負担の少ないもの/負担のないものを最小限使用します。
●局所麻酔:
お身体に負担の少ないものを最小限使用します。安定期であれば、さらに安全です。
妊娠初期(~15週)や後期(28週~)はできるだけ応急処置に留めます。
痛みを我慢するストレスは母子ともに悪影響であるため、安全を考慮するときちんと治療を 行った方が良いこともあります。
出産後は、授乳などの生活リズムの乱れから、さらに歯科の通院が遠のく可能性があります。それを考えると、なおさらです。
①むし歯の治療をする
お子様にむし歯菌がうつるのを防ぎます。
②歯ぐきの治療をする
歯ぐきから血が出る、ということは炎症があるということです。
早産、低体重児出産を防ぎましょう。
可能です。
安定期(16~27週)が望ましいです。この時期の治療が一番安全です。
ご心配であれば、産婦人科の担当医にも一度ご相談をお勧めします。
寝る前と、起きた直後です。
寝ている間に一番細菌が増えます。増やさないようにするためと、増えた菌を減らす意味で起床の前後が良いです。
そんなことはありません。つわりなどでお口のお手入れが不足しやすいからです。
重篤な歯周病に罹患している妊婦は、早産・低体重児出産のリスクが7倍高くなるという報告があります。 飲酒は3倍です。出産後は、お母様とお子様の二人分の人生を歩むことになるため、ご自身のお口の中までなかなか意識が届きにくいです。 一か月健診と同じ時期に一か月歯科健診をお勧めします。